日本一の山『富士山』の山頂は『富士山本宮浅間大社』の所有地です。
山頂には『浅間神社奥宮』と『久須志神社』(浅間神社の末社)が建っています。
『富士山』なのに『浅間・せんげん』
じゃ『浅間山』の山頂には? 答えは『富士山本宮浅間大社・浅間山・奥宮』(だったと思う)石の祠だけでしたが。
『浅間神社』は日本各地に存在し、火山の噴火を抑える意味も在ります。
『祭神』は『浅間(あさま)大神』=『木花之佐久夜毘売命(コノハナノサクヤヒメ)』
『桜の生まれ変わり』とも云われた絶世の美貌の持ち主です。
姉にあたるのが『石長比売命』 顔はブサイクだが、永続の命を持つと云われていました。
天孫降臨の『邇邇芸命』が奥さんに選んだのは『木花之佐久夜毘売命』美しい事は美しいがその美しさと命は永続では無いという象徴だそうです。(仮に石長比売命を選んでいたら、その後の天皇家に繋がる人は、かなりの長寿を全うする事となったらしい)
故に『神の子孫』であっても『人』としての寿命が在るのだとか。

道路を進んでいくと一の鳥居が在ります。車の轍が続いてますので一礼して鳥居を潜ります。


『摂社』の『大山祇命』は『木花之佐久夜毘売命』(漢字表記は色々あるみたいです)のお父さん。
『海彦・山彦』のお話の、『山彦』です。

鳥居を潜った時に見えていたんです。このフェンス。
この手前に『給水地』が在って、車で見回りに来るみたい。
でこの先、車の轍も無いんですけど。
でフェンスに貼られた注意書き。『素手で触らないで下さい』
電機柵にでもなってんのか? 『エキスパンド鋼』の切り口が鋭く、下手に触ると手を切りそう。
バイク乗る時は皮のグローブしてますんで大丈夫。行かれる方『軍手』が在ると安心です。
『害獣除けフェンス』が在るって事は『猪・鹿・(蝶じゃ無くて)猿』の類でしょうか。
まさかの『熊』! 山行きの時は用に『熊除けベル』をウエストバックに入れてますけど、ホントに『熊』がいるなら何の役にも立たないでしょう。
『熊スプレー』も持ってはいますけど今回は持ってこなかった。
昨今、里山に出没する熊の被害を聞くだけに、フェンスを開けるだけでチョット涼しくなりました。
ん~余り人が入らないのかな。で真っ直ぐの参道を10分ほど歩くと

杉木立の中、苔むした石段の先に社が見えてきました。

先ずは『手水』を探しましたが、水は無し。
拝殿にて参拝です。

『本殿』の石積みも割と新し目の『切込み積み』 『鳥害獣除け』のネットに覆われています。
私は先ずアレの巣が在るか確認。もし見つけたら即効退却です。
ある意味『熊』より頻繁に出くわす厄介者『スズメバチ』
此処では飛んでいませんでした。

周囲を見渡しても『姥石像』とか見えないんですけど。
まさか坂道登れってか。しかもその先陽が当たってる。
考える間もなく退却です。 (さっきの砕石工場でもう一本麦茶買っとくんだった)