『小諸・滝原地区』は『広域農道・浅間サンライン』が開通したお陰で集落が分断されてしまいました。
以前は小諸市街から坂道登る道が幾つかあっただけに思います。
きっと集落に点在していた『道祖神』や『馬頭観音』、『石仏』等を整地された一ヶ所に集めたのでしょう。

『石仏』は『仏教由来』で『観音像』や『菩薩像』などが見られます。他に『山岳信仰』や『道祖神』など『道教由来』の物も。
『石の祠』は神様をお祀りする為の物ですし、この柱は何だろう?

細かな砕石が敷かれ、足を踏み入れ難い雰囲気です。
『注連縄』や『紙垂』は『神教』に由来します。
道路が整備され、『保存』や参拝し易くする為に此の地に集められたのでしょう。
只、悲しいかな明治政府発令の『廃仏毀釈令』により損壊された『お地蔵様』が見られます。
当時は正しい行為として『石像』等を破壊したのでしょうけど二度ともとには戻らない。
壊す事は簡単(石像だから簡単じゃ無いか)ですけど、この形のまま後世に続くのです。
何か悲しいな。