根古屋神社の大ケヤキ

 

 『天狗神社』を後にして次に向かうは『増冨』ですが、途中で道間違えたり、面白い物を見つけ寄り道したり。早い話が予定は未定、行き当たりばったりが多いです。

 

 『レインボーライン』という名前の農道を走っていると『トンネル』とが在りました。

 

 何故か『トンネル=霊』を想像する人が多いですけど、通らなきゃ向こうに抜けられないから走りますよ。結局何も無く走り抜けました。だってチラッと見えた名前が『多魔トンネル』(後で確認したら『多麻』でした)

 

 真夏の糞熱い太陽に照らされながらもトンネル内はひんやり。でも真昼の明るさに成れた眼では、急にトンネルの中に入ると眼が暗さに慣れず、一瞬道路状況が視づらくなります。

 

 そんな時はトンネルに入る前に『片目をつぶって』おき、入った瞬間に開いていた目と閉じていた目を入れ替えると多少は効果が在るのですが。(私のバイクのヘッドライトは『提灯か!』って程暗い為、夜間どころかトンネル走行も苦手なんです)

 

 

 道路脇に立っていた看板を頼りに細い道へ進むと

 

 

 大抵『欅の古木』は大木になるのですが、枝ぶりが良く、太い枝を突き出します。

 

 この枝が実は厄介でして、樹勢が衰えて来ると枯れやすく、台風などの強風で折れてしまいます。

 

 樹齢数百年の大木では高い場所から道路や屋根を直撃する為、被害を出さない様に『枝打ち』されたり、太い幹の途中から伐られたりしてしまいます。

 

 『神社仏閣の境内』が『児童公園』と整備されブランコなどの遊具が設置されている場合も多いですが万が一を考えるなら致し方ないか。

 

 又、大木故に『落雷』を呼び込み、火災に繋がるのを防ぐ為でも在ると聞きました。

 

 遠目でも伐られてしまった大木が目に入りました。

 

 神社ですので先ずは参拝。

 

 

 『根古屋大明神』 地域の氏神様でしょうか。

 

 奉納舞台を備えた神社です。

 

 

 所々の修繕された建物や見事な彫刻を持つ舞台。

 

 地元の方が大切にしている事が伝わります。

 

 

 『拝殿』と『舞台』の間から見上げる『大ケヤキ』 その樹肌はごつごつとして威厳すら感じます。

 

 『御神木』なのでしょう注連縄が巻かれ根を踏まない様に柵がめぐらされていました。

 

 私、大木の幹に耳を当て、音を聞くのが好きなんですが此方では遠くから一礼を捧げます。

 

 

 石柱に『天児屋根命』と彫られていますので『神様の木』です。

 

 

 樹皮が剥がれ落ちない様にでしょうか。ロープで巻かれています。

 

 表面の苔にすら歴史が感じられます。

 

 

 大木に寄り添うように岩? まさか根っこじゃ無いだろうし。

 

 

 沢山の補強に支えられながらも凛として威光を放っています。

 

 お近くを通られた方。パワー貰いに訪れてみては如何?