『京王線新宿駅』の改札を潜ると大きな『天狗の面』が飾られています。
此れは終点の『高尾山山腹』に在る『高尾山薬王院有喜寺』に掲げられている『大天狗』と『カラス天狗』の面を模した物で、高尾山への観光誘致の為だと思われます。
そもそも『高尾山』は東京の西に在り、『山岳信仰の聖地』として多くの『修験者』が厳しい修行を行った場所です。
『山伏』の姿を『小天狗(カラス天狗)』になぞらえ、『天狗信仰』が発達しました。
又『甲州街道』が山道に差し掛かる処でも在り、交通の安全(山賊なども居たらしい)祈願の意味も在りました。
『天狗神社』をgooglemapで見つけた時、おや『神の眷属』としての『天狗』では無く、『神』として『天狗を祀る神社』が在るのか?と疑問に思いました。
『栃木県・古峰神社』の『祭神』は『日本武尊』ですが眷属として『天狗』が祀られています。
『忍野八海』の近くに在る『天狗社』、『祭神』は『武甕槌命・タケミカヅチノミコト』、眷属が『天狗』です。
この神様は日本書紀(古事記だったかな)によると『出雲の国譲り』の際、『葦原の中国=天の神』の代表として力比べの勝負に挑み、『出雲の国=地上の神』代表の『武御名方命・タケミナカタノミコト=諏訪様』に勝ち『天孫降臨』に繋がったとされています。 で『眷属』が『天狗』です。
※同じく『武甕槌命』を主神と祀る『香島神宮(鹿島神宮)』では『眷属=神の使い』が存在しません。
で『高尾山』では寺院ながら『天狗』が祀られてますし………。

『神社』と云っても『神を祀る社』の意味ですから『小さな石の祠』の場合も在りますし、広大な敷地の中に祀られた『神宮』(伊勢神宮)も『神社』の一つです。
此ればっかりは行って現地を訪れないと解らない。(昨今、ストリートビューが在るじゃない)
でバイクでトコトコ尋ねると。

何処にも『天狗神社』の文字が無い。間違えたかとgooglemapで現在地確認すると確かに此処です。
石碑に書いてある文字が判読できません。
試しに『崩し字検索アプリ』や『グーグルレンズ』で翻訳を試みるも………?
どなたか判読できる方一報、若しくは投稿願います。

先ずは拝殿で参拝です。
石碑には『大山祇命』と在ります。 『大山祇(オオヤマヅミ)神社』かな?

境内に祀られている『摂社』にも判読できる手掛かりなし。

でふと目に入った『夏祭り御寄付芳名録』に在るじゃ在りませんか『天狗神社』
場所は間違っちゃなかったけど、何か釈然としないまま終了です。
判読力の無いのは私の力不足ですが、昔の人は読めたのだろうか?