ほろ苦い青春の分岐点だった『乙女駅』 ホームに降り立った事、有ります。
実は以前も写真撮影に訪れていたんです。
其の時は『切符の自販機』が設置されていて、係に人が料金回収に来ていました。
今回訪れてみると? 見当たらない。料金回収の手間暇と『自販機荒らし』のリスクを判断し、例の『赤い発券機』の導入です。
階段を降り『乙女駅』のホームに立って驚いた。
アレ?さっきまで誰も居なかったのに男性が立っている。
駅の反対側から撮影した時も、階段を下る時も人影は無かったのに………まさか
その男性、カメラを構えて、レンズを小諸駅方向に向けています。
一応「こんにちは」と声を掛けると「こんにちは。もうすぐ『しな鉄』が通過しますよ」と教えてくれました。私が首からカメラをぶら下げていたのを見て『撮り鉄』と思ったのでしょう。じゃ私もカメラを向けるしか無いじゃない。

私、この男性のカメラの邪魔になると思い写り込まない場所(階段脇)に身を隠して撮影しました。『軽井沢』方面に走り去る列車の後姿を追った後、ホームの端(小諸駅寄り)に居た男性の方を見ると消えた………⁉
暑い夏、真昼間のホラーかと背筋に嫌な汗かきました。
でも会話したし、足も在ったなぁ。 『幽霊』なら女性で夜に出てくると相場が決まっているし、『お化け』の類が『ニコンデジカメ』持ってるか?

男性の居た方向へ歩いて行くと『乙女湖公園』へと続く階段が在りました。
何だ駅への出入り口がもう一ヶ所在ったんだ。
となれば行ってみるのが世の常ですよね。

階段を昇りきると木陰の嬉しい森の中。休憩スペース『森の駅』なんてのも在りました。

五分程歩いて下った先に見えてきたのは駐車場。
『乙女湖公園・小諸文化センター』の駐車場へと続いていました。
この『小諸文化センター』では『コンサート』や『消防団音楽隊』『高校生合同発表会』などのイベントが時々行われ、訪れた事在ります。でも駅に直結していたとは知らなかったな。というか昔は駅から直接『小諸文化センター』へ行く人が多かったって事だろうなぁ。

来た道をバイクを停めた橋の袂まで引き返します。

又『駅のホーム』を通るけど、入場料の請求が来たら二回分支払うのだろうか?
乙女駅の駐輪場に高校名の入ったステッカーが貼られた数台の自転車が停められていました。トイレ・水道・自販機など在りませんが無くてはならない駅です。
『コナン』がこの駅に降り立ってればなぁ。