海尻駅

 

 国道141号線を『松原湖入り口』から『野辺山』方面に南下します。

 

 途中『海尻洞門』(土砂崩れ対策の半分解放されたトンネル)を潜ると短い区間ですが急な上り坂が現れます。

 

 すぐ下りになって『海尻集落』ですが、この盛り上がった部分が『仁和3年・888年』に起きた『東海地震・南海地震』による『八ヶ岳崩壊』の土砂の跡。『堰止湖』を造った『天然ダム』の部分です。

 

 「〇〇尻』とは終わりの部分を意味します。「堰止湖=海』の終わりの部分だから『海尻』です。

 

 国道を通過する事は在っても、『海尻集落』に立ち寄る事は無く、『海尻駅』も小海線の車窓から観た事は在っても駅を利用した事は在りませんでした。

 

 

 踏切傍の空き地にバイクを停め、道路から駅舎を撮影。

 

 冬の寒さ対策の為に扉の付いた待合室です。トイレ・水道等は在りません。

 

 

 駅の向かいは畑になっており、近づくと警報音が響きます。(赤外線センサー対応)

 

 農作物の『盗難対策』なのか『害獣対策』なのか。まだ『苗』が植えられたばかりですから、多分『害獣対策』なのでしょう。

 

 

 踏切の脇から舗装された坂を上るとホーム直結です。

 

 『使用済み切符の回収箱』が在るから正式な出入り口でしょう。

 

 

 驚いた事に『旅行者』らしき人が居ました。

 

 内部の写真撮りたかったけどプライベートを邪魔しちゃ悪いし。

 

 すると警報機が鳴り出しましたので慌ててホームから退去します。

 

 暫く待機していると『下り・小諸行き』の車両がやって来ました。先程『海ノ口駅』のベンチに座っていたお婆ちゃんの姿も見えました。

 

 (ここでカメラをビデオモードに切り替え、撮影したはずなのですが………?データが無い? 折角YouTubeにアップしようと思ったのに)

 

 

 降りる人はゼロ。待合室にいた人も乗り込んだみたいです。

 

 もう一度駅舎を覗くと小さな時計が置かれていました。

 

 誰かが『100均』で買って来て置いているのでしょう。優しいなぁ。

 

 数分ズレていましたので正確な時間をセットしました。(優しいなぁ)

 

 昔、『国鉄』だった頃(私が小学校4年)『中込駅』の隣、『滑津・なめづ駅』迄自転車で行き、一駅手前の『中込駅』迄歩いて戻り『なめづ』行きの切符を購入。『小海線上り・小淵沢行き』に乗り、小淵沢で『中央本線・長野行き』に乗り換え『篠ノ井駅』で『信越本線・上り』、『小諸駅』から小海線で『滑津』まで『各駅大回りの旅』を計画しました。

 

 始発のディーゼル機関車(電車じゃ無い)に小学生が一人で乗り込んで来れば不審に思われたのでしょう。車掌さんが廻って来て(当時ワンマンじゃ無かった)「間違えちゃったね、次の駅で降りて反対行きに乗り換えてね」と優しく言われ断念。『臼田駅』で次の下りが来る迄2時間以上待ってた事あります。

 

 『大回り』は合法だそうで、東京圏内・大阪圏内を一筆書きで一周するルートもあるとか。(現在『しなの鉄道』が入る為、長野県では出来ません)

 

 久々に『鉄道旅行各駅の旅』しよっかな。

 

 只、BOX席じゃ無いとお酒を吞みづらいのが難点(飲まなきゃいいだけ)。

 

 朝イチから行動する私は、平日だと『通学時間』に酒臭いわけにいかないし………(呑まなきゃいいだけ)

 

 あ~ぁ『六〇精児』さんが羨ましいぜ。