早太郎伝説 今から700年程前の鎌倉時代、遠州府中(現・磐田市)に、一晩で田畑を荒らしてしまう化け物が現れ人々を苦しめていました。土地の氏神『見付天神』では作物を護る為、祭りの日に『白羽の矢』を立て、選んだ『娘』を生贄に捧げ事なきを得て来ました。旅の僧『一実坊弁存』が通りかかった時、『人身御供』の話を聞き正体を見届けようとします。物陰に隠れ様子を伺っていると大きな化け物が現れ「今宵、早太郎は居るまいな。信州信濃の早太郎は居るまいな。早太郎には知られるな」と化け物が呟いたそうです。化け物の天敵が『早太郎』で在ると突き止めた『弁在』は、『光前寺』に『早太郎』という『犬』がいる事を探し当て、訳を話して借り受け、急ぎ『遠州府中』に引き返します。祭りの夜、人身御供の身代わりに『早太郎』が隠れていると、其処に現れたのは大きな『ヒヒ』(大型の猿)で『早太郎VS猿の化け物』=『犬猿の争い』が勃発。ヒヒの退治に成功します。しかし大怪我を負ってしまった『早太郎』は何とか『光前寺』まで辿り着きますが、門前で遠吠えをしたのち力尽きて息を引き取ってしまいます。『光前寺』では『早太郎』を『霊犬』と称えお墓を建てて手厚く奉っています。『早太郎』を借り受けた『弁在』は供養に『大般若経』を『光前寺』に収め、寺宝として現在も大切に扱われています。
まぁ私が『早太郎伝説』を知ったきっかけは、偶然録画した深夜アニメ『ゆるキャン△』
です。(アニメオタクじゃ在りません)
『深夜アニメ』では『スーパーカブ』というタイトルのアニメが在りました。一人暮らしの女子高校生が、免許を手に入れ、『HONNDAスーパーカブ』と出会う事で展開していく青春バラエティーみたいなアニメでした。舞台が『山梨県・北杜市』で『日野春駅』や実在する『スーパー』(一部店名など加工)などが登場します。親近感もあってバイク好きにも見応えの在る内容でした。友人となった女の子が『ハンターカブ』で富士山を登りたいと壮大な計画を立て、『荷物搬送クローラー』の安全確保のための道路点検の為の仕事に辿り着き夢を実現させます。まぁ其処はアニメですから。でも実際に『クローラー専用道路』は在りますから、走れるモンならるなら私も走りたい。(でも一気に高度を上げると高山病に成ります)
話を『ゆるキャン△』に戻して。ストーリー展開の中で独りの女の子が『早太郎温泉』に『ツーリング』に来て、『光前寺』で『早太郎のお守り』を入手します。私はどちらかと云えば『猫派』ですが、『早太郎』のお守りが欲しいなぁと。で今回『光前寺』に参拝した次第です。
で『霊犬・早太郎』とはウンヌンを調べてみました。(検索だけですけど)

本堂付近は撮影禁止になっています。
領布所にて一枚。

我が家に来た『早太郎』です。

『土鈴』です。 此れで『ヒヒ』が襲って来ても守ってくれるでしょう。
ってか『ヒヒ』って何だ?