和田宿本陣

 

 『旧中仙道・和田宿』は京都寄り(西側)に『中仙道一の難所』と云われた『和田峠』を控えています。

 

 旧中仙道は泥道だった為、雨でも降ると『草鞋』では滑って危険。『下駄』では岩場を歩くと下駄の歯の間に石とかが挟まり歩き辛い。『山伏』など山で修行する人は『一本歯の下駄』を使用したとか。

 

 Olympic女子スケート選手の『小平奈緒』さんも一本下駄を履いて体感トレーニングしたそうです。

 

 『一本下駄』には、歯が前後中心に付いている物、前よりに付いている物、後ろ寄りに付いている物、など形状が様々。後ろ寄りについている物はかなり歩き辛そうですけど。

 

 私も買ってみようかと思いましたけど、トレーニングに使える物はかなり高価です。

 

 普通の下駄でいいや。

 

 

 門を潜りますと

 

 

 『和田城』の在った山麓を背景に案内が立っています

 

 

 『参勤交代』にも使われた『中仙道』 幾つかの『峠』こそ在り大変に思われるが、東海道には大きな河川に橋が無く、一度雨が降れば『川止め』となり水が引くまで宿場で待たなければならなかった。其の時に大人数の『大名行列』と重なれば一般民は宿にすら泊まれなかったそうです。

 

 

 中仙道一高低差のある『和田峠』を越えて『諏訪宿』へ。結構距離も在ります。

 

 

 『箱根駅伝』と云えば『大学対抗リレー競争』と思われますけど、そもそもの『駅伝』とは、『宿場町の問屋場=駅』~『次の宿場町の問屋場=駅』迄を『早馬=伝馬』で繋いだもの。『飛脚』や『早駕篭』なども問屋場で中継したそうです。その為幕府の指示で常に決められた『馬』『人足』を確保しておかなければならず、『宿場』の負担も大きかったそうです。

 

 

 イザ建物の中へ。えっ有料なの?

 

 大人¥300は高い金額では無いのですが、『長和町・長久保宿』では全てのしりょうかんが無料だった為、少し抵抗が………

 

 人件費の方が遥かに掛かると思うんですけど。

 

 で結局外観だけ見て次です。