『神明社』と『文殊堂』

 

 湧き水の豊富な『和田宿』 街中を流れる川も澄んでいて綺麗な水が豊富に流れています。

 

 川沿いにバイクで走っていると小さな『祠』を見つけました。

 

 

 石碑に刻まれた文字は残念ながら判読不能(私の読解力?)

 

 『社』ですので神様を祀っている筈。

 

 解らないので石段を昇ってみますと。

 

 

 石段を昇りきると『観音様』や『六腕』の『阿修羅像』しかも足元には『見ざる聞かざる言わざる』の『三猿』(日光東照宮は徳川家康のお墓として建立され、後に神格化して神社になった) 元々は古来中国の『道教』(庚申信仰)が発祥と考えられています。

 

 『お地蔵様』もどことなくユーモラスなお顔立ち。享保の年号(1716~1736)が読み取れます。

 

 

 御堂の中に『仏像』が祀られているのですが硝子が反射して撮影失敗です。

 

 参拝を終えバイクに戻ってくると、(私の行動を不審に思ったのか)ご近所の方が此方に歩いて来ました。

 

 何時ものコミニュケーション能力を発揮して、「この石像は何かを祀ってるんですか?」と質問すると「下は神明社と上は文殊堂だ。江戸時代から在るらしいが詳しい事は知らん」

 

 其処で『神明社』をググりますと………狭義では『天照大御神』の事。 広い意味では『神様』を意味する。(早い話が神様)

 

 『文殊堂』 『文殊菩薩』を祀る御堂。『文殊菩薩』は『知恵・智慧(ちえ・仏教用語で真理を悟る洞察力)』を授けるとされる。学問の神。

 

 早い話。この一角は『水』を求めて人が集まった場所であり、人が集まったからこそ感謝の気持ちから石像などを納める人が居たって事に成ります。

 

 この水は何処から流れて来るんだろう?

 

 バイクで坂道を駆け上がって行くと『西洋水芹=クレソン』の群生地が在りました。

 

 勝手に採取する人が居たのでしょう。立ち入り禁止になっていました。

 

 『ステーキ』の付け合わせ位でしか食べた事無いですけど、サラダにすれば美味しいとか。(立ち入り禁止を謳っている以上、トラブルは避けねば)

 

 果たして山道に差し掛かると例の『熊出没注意』の金網と『通行止め』の看板。

 

 Uターンして

 

 

 お~。雪の残った『蓼科山』と桜。

 

 『棚田』は『畔造り』が終わって後は水を入れるだけ。

 

 正しい春の里山の原風景ですね。