今回の始まりは『東能代駅』からです。
ホームに電車?と思いきや待合室でした。

『しらかみ号』は『(新)青森駅=秋田駅』を結ぶリゾート列車で、『奥羽本線』では無く『五所川原駅=東能代』間を、海岸線の『五能線』を走る事で知られています。
その為『海岸線』の景勝が見られる窓側が人気で、『大人の休日倶楽部東部パス』の乗車期間は『アッ!』と言う間に押さえられてしまいます。(JRさん、忖度してないよね)
しかも『展望席』は心無い乗客に独占される始末。不快な思いをする位なら『各駅停車』でゆっくり廻った方が良いかも。
廃業前に『ウェスパ椿山』で宿泊し露天風呂に入りたかったんですけど、翌日のスケジュールから断念。東能代のビジネスホテルに泊まりました。
秋田到着を優先し『男鹿半島』観光を取り入れるか、東能代で宿泊し、翌日『八郎潟』を見て秋田入りするか悩みましたが、『男鹿半島』を廻るにはやはり『レンタカー』を借りるしか無く、今回予算の関係で諦めました。(しかも天気予報は一日中雨)
『東能代』始発の電車に乗り込むと、途中から通学の高校生が乗って来る乗って来る。駅で停まる度にその人数は増えていきます。(席確保出来て良かった) それも学生をモニタリングしてみると制服の種類で10校以上。
丁度『衣替え』で冬服に切り替わる頃だったけど異常気象の為か、夏服のままの生徒も多数いました。在来線は横一列シート。私の左右にはノートを広げて熱心に勉強している女子高生が座っている為、ポケットから小瓶を取り出す事も憚られるます。向かいの窓から景色を見ていましたが、何時しか立っている乗客の為に窓越の景色も見えなくなってしまいました。(そりゃ女子高生が左右に座る訳だ)
途中の『追分駅』で降りる学生が沢山いました。男子学生のバックに『金足農』の文字が見えました。甲子園を沸かせた名門『秋田県立金足農業高校』の在る駅です。ググってみると『佐々木希』さんも一時期在籍していたとか。
秋田駅に到着し駅のコンコースを歩くと『秋田って都会なんだ』って思える位の人。人。人。
私は東京で通勤していた事も在るから朝のラッシュ時間の雑踏は経験していますけど、それにも匹敵する程の混雑ぶりです。しかも6割が学生。2割が通勤者。残り1割が地元民、同じく1割が旅行者って感じ。
しかも旅行者のほとんどが『大人の休日倶楽部』いわゆる『高齢者』(私もですが)で、首から『パス』をぶら下げているグループの多い事。そのグループが電車の待ち時間なのかベンチに座り込んでうつむいている姿は他人ごとでは無く、若い人からは私もその内の一人に観られているのか……。荷物をコインロッカーに預け、傘とカメラを持って『颯爽(此処大事)』と歩き出しました。
小雨の降る中、かなりの学生が西口へと歩いて行きます。そんなに沢山高校在るのか?
グーグルマップで「秋田市内の高校」と音声入力してみると、アララ 沢山在るのね。
しかも県立高校から宗教法人運営やら、通信高校?や、やんちゃを感じる学校も。
しかも女子高生は『秋田美人』ときたもんだ。 良いなぁ。青春真っ盛りだぜ。
私の高校は田舎で駅を共有する他校が無かった為か、他校との『いがみ合い』は在りませんでした。只、電車通学(実際はディーゼル車両)する生徒が上級生に対し、帽子を取り一礼しながら「おはようございます」と大声で車両に乗り込むのを見て以来、電車通学だけはしたくないと思いました。(それが高校に入学し柔道部に入ったら、もっと悲惨な上下関係に巻き込まれていくんですけど)
きっと車両内に充満していた青春の匂いにあてられたかな。
構内の立ち食い蕎麦で小腹を満たし、まだ町が動き出す前に付近を散策です。
