自成寺

 

 国道462号線の『余地入り口』交差点を左折し県道108号線、通称『佐久穂下仁田道路』へ入ります。(でもこの道、下仁田へ抜けられるわけじゃ無いのにね)

 

 橋の袂に『自成寺』の案内が出ています。

 

 橋を渡ると総門が在り、参道が続いています。横に車道が在りますから、普通の人は上に在るであろう駐車場迄、車で乗り入れるのでしょうけど、私ゃ山門から歩く主義なもんですから。

 

 神社も出来るだけ『一の鳥居』から『奥之院』迄歩く主義です。流石に『富士山本宮浅間神社』は『冨士宮市』から『奥之院』の『富士山山頂』………『岳 みんなの山』の『島崎三歩』(架空人物)と『グレートトラバース』の『田中陽希』さん位でしょうか。

 

 

 正式名称『曹洞宗・金剛山・自成寺』

 

  この辺りを納めていた『伴野左近中将自成』氏の『勝見城』が在り、『俊庵麟英和尚』を招いて開山したと記されています。

 

 『寺院』の名前に人の名前が付いている処は割と多いです。(長野・善光寺とか)

 

 でも『扁額』に書かれている文字は『くずし字アプリ=miwo』でも反応しない。

 

 『妙義〇?』 AIでも読めないんだから私が読めないのも当然。

 

 

 総門の天井画『雷神』と

 

 

 『風神』 風の入っている『袋』だと思うのですが………如何せん保存状態が。

 

 

 石積みを見ると『切剝ぎ積み』なので新し目。覚悟を決めて登りますか。

 

 私ゃ『スズメバチ』が苦手なので辺りを警戒しながら歩きます。

 

 

 この辺りから『石の積み方』が変わります。『野面積み』と云う丸石を隙間なく積み上げる一番古い積み方です。(其の時歴史が動いた)

 

 『丸石』は河川の中流域で、流れに研磨され角が取れて丸くなります。

 

 ひょっとしたら『千曲川』から運び上げた? 『もっこ』と『天秤棒』を使って人力(牛・馬)で運びあげた人。さぞやツライ思いをしたのでは。

 

 

 漸く『山門』が見えて来ます。

 

 思ったより大きいし『杉の太さ』からも歴史が感じられます。

 

 説明を読みながら一息入れて。(まだ登るのか………)

 

 武田軍が上州に向かう時に、この寺で必勝祈願をしたとか。

 

 そりゃ戦国時代の人達は今と違って健脚だろうけどさ、こちとら運動不足のメタボだい。

 

 次回に続く。