鳥居を潜って参道を進むと『米守神社』の境内に着きます。
案内図に在った『神田』が在り、苗が用意されていました。
多分、若い女性が手で植える『早乙女』が観られるんじゃないかと期待。(現実は………?)
コンクリート桝なのがチョット………なんて云いません。
存続が大事なんです。良いじゃ無いですかオッサンが植えても。
石垣や石段の風化具合からもかなり歴史が在りそうです。
神社の名前が『米守神社』ですから、江戸時代の『年貢制度』の頃から崇拝されていたのかもしれません。
参拝を終え、中を覗いますと真新しい『御幣』が用意されています。
もうじき田植えの神事が執り行われるのでしょう。
詳しくはピッチアウトで読んで下さい。
『水の里』と在る様に『萩倉』は山間を急流で流れる清水の為、田んぼに引き込む水も冷たく、決して優良な『田圃』であると云えません。
少しでも多くの『米』はが採れるようにと『米守様』を祀ったのが始まりです。
私たちが見る『田圃』は、『農業用水』が張り巡らされ、重機による『耕地改革』のお陰で『田植え機&コンバイン』など機械化農業が当たり前です。
それ以前の『田んぼ』は曲がりくねった『畔』や『機械』の入る道路も無いような処も少なく無かった筈。
条件の悪い場所でも何とか工夫して米造りをしていたであろう事が伺えます。
『春祭り』では『虫』などの被害に逢わない様に『虫追い祭』、日照りが続くと『雨乞い』、秋になって沢山の米が採れると『収穫祭』で神様に感謝を捧げた事でしょう。
各地に観られる『稲荷神社』の『お稲荷様』も『五穀豊穣の神様』です。
決して『キツネ』の神様じゃありませんからね。(神使がキツネです)
『仏教』の『ウケノミタマノカミ』と同一になり、やはり『五穀豊穣・商売繁盛』のご利益が有るとされています。
『日本三大稲荷』とされる『京都・伏見稲荷』『佐賀県祐徳稲荷』とは『神社』ですが、『愛知・豊川稲荷』は『寺院』です。
一説には『佐久・鼻顔稲荷神社』が『日本七大稲荷』に含まれるそうです。
『商売繁盛』を願って参拝に行ってこようかな。