長慶寺

 

 臼田駅に程近く。でも行った事無かったです。

 

 駅より東寄りに『農道・川上佐久線』が開通したのが原付免許を取った頃。それ以降『臼田駅周辺』は通った事無かったです。

 

 

 駅前で見た案内図を頼りに進んで行くと『高札所」が在りました。

 

 尤も明治時代にはすでに用済みの代物で、多分これも掲示板等に利用されて今に至るのではないでしょうか。

 

 『高札所」が在ったとすれば主要幹線道路だった筈です。他に何かないかと周囲を見渡しても他に名残は在りませんでした。

 

 

 『高札所』から進んで行くと『長慶寺・石門』が在りました。

 

 『山寺』であろうとも『石門』は幹線道路に設けられる事が多いですので、やはりこの道は当時から重要な意味が在ったのでしょう。

 

 『正式名称 天台宗・越田山・長慶寺』 (山号は此れで良いのかな)

 

 

 フムフム 『天台宗信越教区実務寺務寺』 ですと。

 

 

 数日前に降り積もった雪が解け始め、『鎖樋』を流れ伝わって落ちてきます。

 

 その音の涼やかな事。

 

 

 『法蓮乗院 長慶教寺』の戒めとして『懺悔』『業障』『消滅』『極楽』『往生』と其々が達筆で書かれていますけど………読めない。短歌調に書かれているんみたいなんですけど。

 

 残念ながら本堂の扉は施錠されていました。お賽銭箱も在りませんでしたので戸口に収めて合掌。

 

 

 『鐘楼』と『水子地蔵尊』 実は『撞木』は鐘楼に登らずとも紐を引くだけで鐘を突けるようになっていたみたい。

 

 

 他にも境内には

 

 

 『鳥居』ですから神様を奉る神社です。(何の神様?) 

 

 大体は『稲荷神』でしょうか。仏教では『ウケノミタマノカミ』ですが、神仏習合により『稲荷神』として鳥居を立てます。

 

 

 柔らかい『佐久石』でしょうか。風化して判別困難ですが頭が平らなのは何故?

 

 まん丸い石が御供えして在りました。『甌穴』の中で丸くなった石でしょう。

 

 

 『社』の中に人形が納められています。胸に『梅の模様』が在りますので『菅原道真』=『天神様』とお見受けしました。

 

 『東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘れそ』

 

 そうか。もう春なんだ。