奈良井宿 part2

 

 私が観光地を訪れる時、なるべく人の少ない時間帯を狙いますので、朝早くとか、昼食の時間帯、更には夕方が多いです。

 

 『バスツアー』などの場合、ホテルで朝食を済ませ、皆さん揃ってから出発。此れでは何処に行っても人。人。人。

 

 私がgooglemapなどにアップしている写真は、どれも人が写っていないと云われたことが在りますが、混んでる時間帯をずらしているだけです。

 

 どうしても移動時間の調整が出来ない時は、人混の方向を撮らないようにしているだけです。

 

 

 この時も家を出たのが5:00前。途中で食事したりして時間調節しながら『奈良井宿』の駐車場に車を停めたのが朝7:30。暫く旧中仙道の林の道を散策し、宿場町に戻ったのがまだ8:00頃。すると彼方此方の玄関の前で、人が数人ずつ立ち話をしています。

 

 『保育園送迎バス』の出発の後の井戸端会議の様にも見えたんですけど、それにしちゃあ………? で思い切って聞いてみました。 この日『お葬式』が在るそうで、霊柩車がこの道を通るのでお見送りする為だそうです。云われてみれば確かにそんな感じ。

 

 

 屋根の上には魔除けの『鍾馗様』でも面白いのは屋根を補強しているねじった金具。

 

 気にしなければ『アングル鉄鋼』を使えば強度も増すんでしょうけど景観重視ですかね。錆びた色合いもシックで違和感を感じません。

 

 

 格子戸も実に美しい。

 

 

 『長泉禅寺』には『八方睨みの龍』の天井画が在るそうですので参拝してみます。

 

 

 『画龍点睛』 凄い迫力です。

 

 

 『奈良井宿』の祭りに『お茶壺道中』が在ります。

 

 ♪ずいずいずっころばし ごまみそずい 茶壺に負われて………

 

 『お茶壺様』が街道を通る時、庶民は観る事も許されず、戸をピシャリと閉めて家の奥に身を潜めていました。鼠が夜と勘違いして俵に近づきチューチュー鳴いたり。お父さんやお母さんが声を出しても逃げて行かなかった……と解釈していましたけどホントの処はどうなんだろ。とこの写真を観ていて思い出しました。

 

 でも ずいずいずっころばし って何だ? 

 

 井戸の周りで茶碗を割っても其のまま行っちゃったのは、大抵が『お役人』がだろうけどさ。