実はどうしても『奈良井宿散策』してみたいと思ったのが『グーグルマップ』で見つけた『マリア地蔵』です。
『摩利支天』とか『仏教の神様』?では無く、『聖母マリア』の『マリア地蔵』
江戸時代、九州地方の『キリシタン』が『キリスト教弾圧』から逃れる為に『仏壇』の中に『聖母マリア像』を隠していた『からくり仏壇』を観た事在りますが、どうやらそれとも違うみたい。自身で観て確かめたい。
この『奈良井宿』は中仙道一細長い宿場町だそうで幾つかの『寺院』と『神社』が建っています。
前記『二百地蔵』の在った『旧中仙道杉並木』も宿場町北の外れの『八幡宮』入り口付近に在ります。
宿場町の中程に在る『大宝寺』さんの境内に在るのらしいのですが。
参道には『七福神』が並んでいます。
『七福神』も『神』と名の付いていますが『ヒンドゥー教』や『仏教』『神道』混合の神様で、しかも『布袋様』は中国に実在した僧侶を元にしているとか。
更には『吉祥天』や『達磨』『奴奈川姫(糸魚川)』を加え、末広がりの『八福神』としている処も見られます。
まぁそもそもが『宝船』の乗組員なのですが、『平安時代』に良い初夢を見る為のアイテムでした。
当時『アイドルユニット』的存在で在り、『絵』や『御朱印』『参拝』を『コンプリート』するのが全国で流行ったのが今に伝わっています。
訪れたのが午前8時。私の前にもう参拝している人がいました。(100円玉が置かれていました)
拝観料は維持保存の為に必要と思いますので素直に納めます。(でも京都・有名寺院の¥1000とかは納得いかない!何で職員駐車場に高級外車が並んでいる⁈)
残念ながら本堂は施錠されており御本尊は拝めませんでした。
墓地の一角に石碑が在り
あらら。『首なし地蔵』だったんですね。
明治政府発令の『廃仏令』により多くの石像が壊されてしまいました。
細くなっている『首』の部分で壊されている為『首なし地蔵』と呼ばれますが、其のまま安置されている石像が多いです。
袈裟を肩から架け、右手に『数珠』、左手で『赤ちゃん』を抱えているのでしょうか。
その子が持っている『蓮の花』が『十字架』になっているから『マリア地蔵』
木札には『マリヤ地蔵』と書かれていますが。
『宗教弾圧』や『仏像破壊』と聞くと『タリバン』の『バーミヤン遺跡・仏像破壊』をどうしても思い出します。
宗教は押し付けるものでは無いのに、今だ世界各地に『宗教戦争』が起きているのは何故?
強制は反勢力を生み出す根源なのに。