二百地蔵

 

 正直な処、石像が200並ぶくらいは珍しくないです。

 

 『千葉県・鋸山』の麓には夥しい数(1900位?)の石像が並んでいますし、某TV番組で紹介された『〇百景』では、富山の『ふれあい石像の森』にはスーツ姿の石像などがズラリ。他にも『五百羅漢』とか在りますし、『観音様』に至っては『百体観音』などが一つの御堂の中に安置されています。(佐久市・取出にも在りますよ)

 

 『修那羅峠』の石仏群も1000を数えるそうですが、此処のは神様だったり仏様だったりと実に様々な石像郡です。

 

 お地蔵様だけで200を数える『奈良井宿・二百地蔵』行って確かめてみますか。

 

 

 『奈良井駅』からほんの数分。民家を幾つか抜けた先に『八幡宮』の案内が立っています。石段を少し登れば

 

 

 『杉並木』のと在りますが此処が正真正銘の『旧中仙道』

 

 江戸時代に整備された『五街道』のひとつ『中仙道』が当時の幅、土剥き出しの状態でご存されています。

 

 『中仙道』は『参勤交代』や『皇族の宮入』で使われただけで無く、旅人や行商・物資運搬の牛馬なども此の道を歩いた事に成ります。(杉木立の写真は露出失敗です。フルオートなのに時々この現象が起きるのは何故?)

 

 

 規模は余り大きくは無いですし、数も大目に見ても200………という事にしときましょう。

 

 

 代表して御堂の中のお地蔵様に合掌。

 

 あら、『首なし地蔵』だったのね。

 

 明治政府の『廃仏毀釈令』のお陰で心無い者によって多くの仏像が破壊されてしまいました。しかし壊されても大切に祀っている人がいます。

 

 変な都市伝説のお陰で『首なし地蔵』が有名になってしまいましたが、壊されてもなお人の行くべき道を教えてくれるのが『お地蔵様』です。