外宮

 

 今回の『紀伊半島一周』は、『神様・仏様』参拝が目的です。

 

 普段『神社仏閣』に参拝しても、『願掛け』はしません。

 

 お賽銭を入れ、『参拝させて頂きます』と『礼』又は『合掌』します。

 

 毎年訪れる『少林山・達磨寺』だけは『商売繁盛』を願って『縁起達磨』を頂き、『開眼法要』して頂きます。以前は『正月三ヶ日』は混雑して大変でしたけど、『お祭り騒ぎ』は『高崎駅西口』に移ったので割と落ち着いて参拝出来ます。(但し露天商での買い物は出来ませんけど) 『七日法要』の日だけは大混雑しますから注意。『七草粥』の振舞を求めて長蛇の列です。

 

 『願掛け』をして願いが叶ったら『願ほどき』をしないといけませんから、中々訪れる事の出来ない神社仏閣で願掛けすると大変です。

 

 今回『熊野三山』『高野山金剛峰寺』『神宮』を廻って願掛けしたのは『戦争終結』です。

 

 『ロシアのウクライナ侵攻』や『パレスチナ難民問題』更には『中国の傍若無人な振舞』や『ロヒンギャ難民』を筆頭に諸国に巻き起こる『弱者虐待』

 

 世界中の人が不安に感じている筈です。

 

 『戦争終結』を今回廻った様々な場所で『願掛け』して来ました。

 

 『神宮』を参拝するなら『外宮』を先に『内宮』を後にと云われています。

 

 『皇族』の方が参拝する時も必ず外宮が先とか。

 

 という訳で、やって来たのは『外宮』の駐車場です。

 

 某『駐車場貸し出しサイト=ア〇ッパ』で予約をしていましたが、煽り文句とは裏腹に無料駐車場ガラガラ。平日でも朝から駐車場の空き待ちで渋滞ができると書いたのは誰だ?きっと駐車場の貸し出し側の人だろうけど、余りフェイクニュースを謳い上げない方が良いのでは。

 

 『外宮』に来た事無かったと思っていましたので今回の『伊勢参拝』を決めたのですが、正面の入り口に来てみると………あれ?来た事あるかも。

 

 『外宮』は正式名称『豊受大神宮』 何処にも『外宮』と書かれていません。

 

 以前『バスツアー』で来た時、『二見ヶ浦』の『夫婦岩』や『伊勢志摩』などを観光する目玉として『神宮参拝』が在ったのですが、『内宮』しか参拝していないと勘違いしていたのは『豊玉大神宮』という名前が印象的だったからでしょうか。

 

 私の爺ちゃん、名前を『豊治』と云いますが、『玉屋』の屋号と『豊治』の二つを兼ね備えている神社だなぁと思いながら参拝した事を思い出しました。

 

 『火除け橋』を渡って玉砂利の参道を進みます。

 

 潜る鳥居は『笠木』に反りの無いシンプルな『神明造り』 原点の様な潔さです。

 

 反りの在る『笠木』の下に『島木』を持つのが『明神造り』で、チョット紛らわしいです。

 

 『鳥居』はそもそも『神に仕える鳥=鳳凰』が『とまる木』とされています。

 

 『丸太』を組み合わせただけの『鳥居』も在りますが、格の高い鳥居の『笠木』は『五角形』をしています。その下の『貫(ぬき)』と呼ばれる横木は、左右の柱を突き抜けていません。そして『笠木』と『貫』を繋ぐ『額束』と『扁額』が無いのも主な特徴です。

 

 シンプル故に『白木』の場合が多く、風雨に晒され耐用年数が低いのが難点で、数年に一度建て替えられます。

 

 さて『外宮本殿』 『玉垣御門』を潜り瑞垣の手前で参拝します。

 

 格式高い神社などでは『二礼・四拍手・一礼』とされたりしていますが、『神宮』は『二礼・二拍手・一礼』です。

 

 そして此処では『個人的な願望』を願う事はせず、あくまで公的な願い事をお願いします。

 

 例えば『日照りが収まり、雨が降ります様に』とか『疫病が一日も早く収まります様に』などです。私は今回『世界中で一日でも早く争い事が無くなります様に』と願掛けしました。