高野山奥の院・墓地

 

 『お墓参り』 毎月必ず一度は行きます。先代の月命日にお線香あげに。

 

 他にも『徳川家康』とか『真田昌幸』とかの歴史上の有名人・著名人等のお墓にも結構『お墓参り』しています。

 

 『お墓=墓標』には必ず遺骨が埋葬されている訳でも在りません。

 

 亡くなられた方を慰霊する為に、参拝し易い場所や、その人の縁の場所、他には此処『高野山・奥の院墓地』の様に高僧の開いた聖域にお墓を造る場合が多いそうです。

 

 仏教では『釈迦』が悟りを開いて『仏』になり、入滅後『56億7千万年』後に『弥勒菩薩』となってこの世を救うとされています。地球が生れて『48億年』と云われていますから、まぁ確認のしようがない壮大な話ではありますけど。

 

 『高野山・奥の院墓地』では有名所の『戦国武将』のお墓が並んでいます。

 

 とにかくでかい。小さなものも在りますがほとんどが2m以上の高さが在ります。

 

 『五輪塔』は五つの部位に分かれ、上から『空輪:宝珠形』『風輪:半月形』『火輪:三角形』『水輪:球形』『地輪:方形』の形で重なっています。それぞれに『梵字』が刻まれています。

 

 『戒名』では無く生前の名前が刻まれていたり、一族の代表として『〇〇家先祖供養』などと刻まれている場合が多いみたいです。

 

 『豊臣秀吉』とか『武田信玄』『上杉謙信』『伊達政宗』『毛利………。』

 

 歴史好きのみならず、『TVドラマ』や『ゲーム』でも名前が出て来る人ばかり。

 

 他にも著名な会社の創始者の墓も在ります。例えば『UCC・上〇珈琲』とか『キュー〇ーマヨネーズ』とかのお墓も。特徴的な『墓標』(コーヒーカップやマヨネーズチューブ)が在り一目でそれと解ります。

 

 でも感心したのは『創始者と社員一族を奉る』と刻まれていた事です。

 

 社員想いの会社は上場企業の中でも優良企業が多いみたい。

 

 やはり『社員』を大事にする会社は違うなぁと感じました。

 

 戦国武将の時代の墓には『大名』と『家臣』の名前が共に刻まれることはまずあり得ない事です。

 

 そして『親鸞上人』のお墓も! えっ『浄土真宗総本山・本願寺』じゃないの?

 

 たまたま墓地を管理している方に遭遇したのでお話を伺いました。

 

 この広大な敷地に建つ『五輪塔』ですが、『阪神大震災』の大揺れの時でも、倒壊したのは数基だけで、崩れても割れた物は無かったそうです。これも弘法大使様の神通力のお陰でしょうか。

 

 『阪神大震災』で思い出しましたが『東北大震災慰霊塔』も建っています。

 

 あくまで『お墓』ですので写真撮影や、騒ぐ行為はNG。厳かな気持ちで参拝させて頂くのが宜しいかと。

 

 観光地では在りませんのでお墓の位置情報とかの案内は在りません。

 

 でも『googlemap』では確認出来るんですけどね。

 

 『奥之院』への参道沿いの墓地です。せめて入り口で合掌してから参拝しましょうね。

 

 此処。日本人なら絶対訪れるべき場所です。(外人さんもメッチャ多かったですけど)