かなり遅い『夏休み』という事で11月中旬、『紀伊半島』へ行ってきました。
初日=鬼ヶ城・獅子岩・花の巌神社・熊野速玉神社・熊野本宮大社・那智勝浦泊。
二日目=熊野那智大社・青岸渡寺・那智の滝・ぶつぶつ川・橋杭岩・紀伊大島樫野崎・潮岬・南紀白浜三段壁・千畳岩・和歌山泊。
三日目=九度山真田住居跡・高野山(大門~壇上伽藍~金剛峰寺~奥之院墓地~奥之院)鳥羽泊。
四日目=神宮外宮・神宮内宮
と『紀伊半島一周・熊野三山 高野山 神宮』満喫の三泊四日の旅です。
最初に『伊勢』を通り越し『熊野』から始めるのがミソ。
某旅行会社の『紀伊半島三泊四日ツアー』で同じ様な見所を廻ると¥150000~でした。
まっ私の場合泊まるのは『ゲストハウスorビジネスホテル』素泊まりプラン。
最後の『鳥羽』だけ一泊二食(伊勢海老・アワビ・松坂牛)¥12000の贅沢しましたけど。
で!
今回の旅行で撮った写真は500枚以上。
それが………全てデータが壊れました。(あ~っ自分に腹が立つ)
その出来事は最後の最後『神宮内宮』を参拝し終え、別宮の『風日祈宮』へ参拝に向かった時に起きました。
実は『風日祈宮橋』迄は一度来たのですが『皇大神宮』を参拝する前に別院はどうかと思い一度引き返しました。二度目に『風日祈宮橋』迄来た時、小さな女の子が走って来て私とぶつかりそうになりました。この時私は今回何枚ぐらい写真を撮ったのだろうと『カメラデータ』を歩きながら確認していたのですが、『撮影した覚えのない動画』が在りましたので削除しようとボタン操作をしている時でした。不意に視界に入った女の子を避けようとして大きく体を捻った際に『カメラ』を高く持ち上げました。其の時今まで聞いた事のない音がカメラから鳴りました。幸い女の子とはぶつかりませんでしたけどカメラが気になって『撮影データ』を観ようとすると『エラー』 データが全て消えていました。
えっ⁉ データが無い? 頭の中が真っ白になりながらさっきの女の子はと目で追うも影も形も在りませんでした。
神社も参道は、真ん中は神様の通り道だから左右に避けて真ん中を歩いてはいけないと云われています。カメラを操作しながらの『ながら歩き』をしながら何時しか参道の真ん中を歩いていたみたいです。更に『寺院御本尊』や『神社本殿』を撮影するのは良くない事。とする考えも在ります。
今回『撮影禁止』以外では記録に残そうとかなりの枚数写真を撮っていました。それが最後の最後に参道の真ん中を『ながら歩き』して女の子とぶつかりそうになった『データ損失』 これは逆に考えれば、何処か心の中に散漫さがあり、事故になってもおかしくないぞという警告だったのでは………。
参道中央でぶつかりそうになった『女の子』は『ながら〇〇』を諫めてくれた『神様?』 『風日祈宮』は『伊弉諾尊・イザナギノミコト』の子供を祀っています。
『級長津彦命・シナツヒコノミコト』と『級長戸辺命・シナトベノミコト』 颯爽と消えた女の子は『風の神=シナトベノミコト』だったのかも知れません。
という訳で『三泊四日紀伊半島の旅』 写真一切なしでスタートです。
前日の『雨雲レーダー』を確認すると山岳部で一部『雪!』(11月なのに?)の表示です。長距離を走る為『スタッドレスタイヤ』の履き替えよりは『タイヤチェーン』を持って行こうと決めました。
朝5時に家を出て『新和田トンネル』の手前に差し掛かった処薄っすら雪が積もり始めました。あと二百・三百メートルでトンネル入り口と云う処迄来た時、前方にハザードランプが見えました。ノーマルタイヤで坂道発進は出来ないので、右手に見えた『融雪剤置き場』の拡幅部に滑り込んで『タイヤチェーン』を捲く準備に取り掛かりました。
その時ふと思ったのが『トンネル内チェーン禁止』だったかな?
長いトンネルを走行中、チェーンが摩耗して切れてしまいボディに当たり走行に支障をきたしたり、切れたチェーンの鋭利な断面が後続車のタイヤに刺さり、パンクの原因・事故誘発の危険が在る為だったと思います。(過去私が雪道で経験したパンク原因はこの切れたチェーンでした)
停めた車内で情報を仕入れようとスマホをいじっていると『パトカー』が赤色灯を回転させながら登って来ました。対向車が下ってこない処を見ると『事故だな。最悪通行止め解除まで待つか………』 三十分程車の中で音楽を聞いたりして待っていると、対向車が続々と下ってきます。それにつれ登り方向の車も流れて行きます。道路に巻かれた『塩カル』が効き始め道路上の雪は轍部分で完全に解けています。此れは今を逃さず行くしかない。発車させると果たして無事トンネルを通過できました。トンネル先は………道路濡れても居ないじゃん。
そのまま高速『岡谷インター』から一路『熊野尾鷲道・熊野大泊インター』迄。
国道42号線に降り、最初の観光ポイントが『鬼ヶ城』です。
大きく隆起した岩場を熊野灘の荒波が浸食し、幾つもの洞窟が並びます。
そのごつごつした洞窟の床では、海賊と云えども生活は出来ないんじゃない?
尤も山頂には戦国時代の頃から『山城』が築かれていたそうですから『軍船』を隠す為には持って来いだったのかも。
沖合に在る小さな島は『釣りの渡し舟』が出る位人気スポットで、大物を狙う釣り師が棹を振っていました。
以前来た時はガラガラに空いていましたが、今回は駐車場が満杯なほど車が停まっていました。『レンタカー』やら『外人さん』が特に多いみたい。
本来は海岸沿いの散策道や、山頂の展望台まで行けるのですが、「こりゃかなりの人出だろうなぁ」という事で次なる場所へ。
『獅子岩』は口を大きく開けた『獅子』に見える場所です。レストラン併設の駐車場が利用できます。
そのまま国道42号線を新宮まで南下。次に向かうは………次回です。