松原湖

 

 長野県・東信地方には天然湖は少なく、在るのは貯水目的の『ダム湖』です。

 

 発電目的の他、治水管理や農業用水などに用いる『多目的ダム』が多いのが特徴です。

 

 通称『松原湖』と呼んではいますが『松原湖』という湖は在りません。(駅名にもなっているのに?)

 

 『猪名湖・いなこ(ダム湖)』『長湖』『大月湖(ダム湖)』など五つの湖(池含む)の総称として『松原湖』と呼んでいますが、通常は一番大きな『猪名湖』の事を指して『松原湖』ととします。

 

 『八ヶ岳連山』には『稲子岳・いなこだけ』が在り、麓にある集落も『稲子』、そこに在る湖『稲子湖』じゃおかしいから『猪名湖』になったのかな。(個人的推測です)

 

 

 緑に囲まれて、深い水深を持つ『松原湖(猪名湖)』は,一年を通じて『釣り』が楽しめるほか、夏は『ボート』冬は全面結氷し『スケート』や『ワカサギの穴釣り』が人気です。秋、湖畔を彩る『紅葉』も見事です。

 

 深い水深部では一年を通じてそれ程水温が変わらず、熟成させる為湖底に沈めた『日本酒』も高い評価を得ています。

 

 

 仕事時間が不規則な為、某『朝の連続TVドラマ』は見た事ありませんけど、『日本植物学の父』と評された『牧野富太郎氏』の名前は知っていました。

 

 佐久市には『ヒカリゴケ』が日本国内で初めて発見された洞窟が在ります。

 

 旧制野沢中学(現『長野県立佐久市北高校』)の生徒が発見した『光る植物』を教諭である『小山海太郎氏』が学会に提出。親交のあった『牧野富太郎氏』はわざわざ佐久の地を訪れたそうです。其の時『小山氏』の発見した『新種のシソ科の植物』を『信濃アサギリ』と名付け国際学会に提出しました。(手柄の横取り……?)

 

 

 『グーグル・レンズ』で撮影し検索掛けると……『クサノオウ』ですと。

 

 流石に6月じゃ『信濃アサギリ』は咲いていないか。