上田飛行場跡

 

 山に囲まれている長野県。交通機関だとどうしても峠を越えなきゃなりません。

 

 唯一空の便が在るのが『松本空港』です。

 

 でも長野県にもう一つ『飛行場』が在った事知っていますか?

 

 

 その場所は、現在の『上田市千曲高校グラウンド』

 

 第二次大戦中、『別所仁古田』山中に地下工場が造られる予定でした。

 

 戦況は本土決戦を覚悟する程不利な状態の中、『大本営』及び『皇室』を移転すべく『松代』の『象山』~『舞鶴山』~『皆神山』に掛けて大規模な『地下要塞』を建築する予定でした。

 

 同じ頃、上空から攻撃されない地下工場を造り、『戦闘機』を組み立てる為の工場建設が計画されたのが『別所・仁古田』です。

 

 そして組み立てた飛行機の搭乗員を育てる為の『飛行予科練習所』通称『予科練』が上田市・中之条』に在りました。

 

 訪れた日、グランドではテニス部の女性部員が大勢ラケットを振っていて、グランドに向けてカメラを向けようものなら即『不審者』に思われるでしょう。

 

 石碑の写真を一枚撮り、後で文章を読もうとズームして数枚……

 

 この写真が何故か皆、真っ黒に潰れています。ひょっとしてですけど、隣に立つ『南無観世音菩薩』が妙に気になります。

 

 その後『仁古田』へ向かうも『地下工場入り口』が解らず、一旦、涼を求めてコンビニへ。

 

 店員さんに伺った処「そんな場所見た事も聞いた事も無い」ですと。

 

 googlemapに確かに在るんですけど?

 

 誰かの投稿した場所が違っているのかも。