私がブログを書いたり、グーグルマップにクチコミを投稿するのに訪れる場所は、ほとんどが『行き当たりばったり』で見つける場合が多いです。
たまには新聞記事などを見て行ってみたいと思い、場所を調べてから訪れる場合も在りますが。
上田市の千曲川西岸を走っていて見つけたのが『参上神社・荒神宮』の文字。
駐車場にバイクを停め、ヘルメット・グローブ・ジャンパー(夏は長袖パーカー)を取ってTシャツ一枚の散策モードに変身します。(これが実にひと苦労)
ウエストバックに入れたカメラを首からぶら下げ、如何にも『観光中です』をアピールします。そうしないと不審者と思われちゃう?
鳥居は西側を向いていましたので、『一の鳥居』は在るのかと細い路地を歩いてみると。
普通に民家の庭先に『若宮学校跡』の立て札が立っていました。
廃校後に、土地が分譲されたのでしょうか。
通りまで出てみましたけどそれらしい鳥居は無く、恐らく駐車場からが正式な表参道の様子です。
石の垣根を入りまして。
扁額には『荒神宮』の文字。一礼して潜りまして。
『荒神』『こうじんさん』又は『あらがみ』とも呼ばれる土着信仰の神様で、『火』を司る処から『竈』などに祀られ『火除けの神』とされる。疎かにすると災いを起す(=火災)とされ、荒々しい気性から『戦勝』なども祈願されてきました。
『三宝荒神』と同一とされていますが『庚申』などと同じく庶民信仰のひとつです。
でも拝殿の扁額は『参上神社』のとなっています。
『宗教法人法』の関係で登録は『参上神社』なのかも知れません。(非課税!)
『神紋』は『笹竜胆』 『清和源氏』の一族に多く、『木曽義仲』=『源義仲』の家紋として知られています。
木曽谷を治める前、『源義仲』は一時『上田市千曲川西岸(丸子)』を拠点にしていましたから庇護を受けた神社という事でしょうか。
参拝を済ませ、本殿を覗いてみますと。頻繁に掃除されているらしく大変綺麗な印象です。
境内を散策してみますと。『彦根様』が鳥居脇に立っています。
『神籠』を調べますと、九州地方に多い遺跡に造られた石積みと在ります。(チョット違うか)
『神籬・ひもろぎ』ならば、『神社・神棚』以外で祭祀を行う時、臨時に神様を迎える『依り代』 と在りました。
古来から謂れの在る場所に置かれている『注連縄の捲かれた大岩』とか『御神木』も『神籬』に当たります。でも文字は『神籠』……まっ、深く考えずに次。