バイパスが開く前、海野宿のど真ん中を突っ切る『旧北国街道』は、生活道路のみならず国道の抜け道として交通量の多い道路でした。(と云っても今から40年も前の話です)
環境保護の為、千曲川寄りにバイパスが開通すると静かな街並みが戻りました。
六月中旬の平日。30度近い気温のせいか散策する人の姿は在りません。
20年振り位に散策して感じた事。
『電柱は?』
映画のロケに使えるような街並には、『電柱&電線』が在りませんから実に空が綺麗!
でも『舗装路』は如何ともしがたく、ロケは難しいか………
街角に設置された『木箱』 何だろうと開けてみると『消火用具入れ(ホース格納箱)』でした。よくよく地面を見ると『消火栓』が在ります。
平成合併前の『東部町』の文字が見えます。(現在は東御市)
二階部分のせり出している部分。『うだつ』と云います。構造的には隣家の火災除けという事に成っています。
出世しそうもない者を『うだつが上がらない』と表現しますが、自分の家に『うだつ』も付けられない(収益に乏しい)奴。って事でしょうか。
人が居ない訳では無く、格子戸の中には『サッシ』が閉められ、エアコンの効いた部屋の中でTVでも観てるのかな。
景観保護の為、『洗濯物や布団』が干される事は在りませんし、古民家風『喫茶店』がは在りますが『商店』や『自販機』も在りません。
只、此れは………何とかならなかったの『郵政省』(現在は日本郵政株式会社)