象山地下壕

 

 『佐久間象山』の『象山』とは標高475mの『松代』南西部に在する山の名前です。

 

 『日本のピラミッド』と称される『皆神山』と、昨今大注目の『舞鶴山』、その間を『地蔵峠』に続く『県道35号線』が通っています。

 

 『舞鶴山』は『地蔵峠(東御市の地蔵峠とは異なります)』から延びる山稜の北端に位置し、『白鳥神社』の他『松代高校』や『長野県警察学校』などが近在しますが、良く知られているのは『大本営移転候補地』の地下壕が掘られた場所です。以前は一部公開されていましたが、昨今は老朽化を理由に一般見学できなくなったみたい。(ひょっとしたら許可制で見学できるかも)まぁ見学って云っても照明の点いた狭いトンネルを数十m歩き、網戸の向こうの真っ暗なトンネルを見るだけでしたけど。涼し気な風を感じたけど果たしてそれ以外に理由が在ったりして……。今から30年近くも前の事ですけどね。

 

 現在は、移転予定の『皇室用の部屋』のモデルルームが公開されているそうです。

 

 『気象庁の地震観測所』が地下トンネル内に置かれている為、余り人が歩いちゃいけないのかも。

 

 

 『象山。恵明禅寺』から『象山地下壕』へ向かう途中、『象山散策コース』の案内が在りました。

 

 

 この道を行けば『象山山頂』から『象山神社』まで散策できるのですが、ナンセ暑くて。今は地下壕の冷気で身体を冷やしたい……『象山地下壕』へ急ぎます。

 

 

 先ずは受付で来訪者名簿に記帳し、消毒と『ヘルメット使用時の注意事項』を聞きます。この時たまたまドイツ人旅行者(♂一人旅)と居合わせたのですが、日本語を理解できないらしく片言の英語を介して通訳(かなりブロークンです)しました。(スマホのドイツ語翻訳機能で良かったか)

 

 

 見学料は無料。天井が低い為『ヘルメット着用義務』です。

 

 使用後のヘルメットは『サイズ調整ベルト』を開放し、消毒用アルコールスプレーを噴霧して『使用済み棚』に戻して置く事。(これの英訳伝わったかな)

 

 では『閂』を外してイザ『地下壕』へ

 

 

 中は18℃程で寒いぐらいなのですが、暑い日差しに照らされ続けた体には最高に気持ち良い。

 

 素掘りの現状を維持する為、一部で歩道整備されている以外は、床面、壁、天井共にごつごつしたままです。(故に要ヘルメット)

 

 

 公開されている部分は500m程ですが、所々に点いている照明以外に光は無く、左右に枝分かれしている坑道は何処まで続くか先が見えません。

 

 誰も居ない通路を歩いて行くと何故か子供の笑い声が………

 

 こりゃやばいかなと思った時、「ではもう少し先に進みましょう」とガイドさんの案内する声と小学生らしき団体が見えました。

 

 社会科見学の授業でしょうか、どこぞの小学校の団体さんがいました。

 

 足が在って良かったぜぃ。

 

 『朝鮮人強制労働』により手掘りされた此の地下壕(及び『舞鶴地下壕』)では、多くの犠牲者が出ています。慰霊碑に合掌。