『安中・旧中仙道』沿いに門が在りました。
『延命地蔵尊』と書かれていました。
我が地元には『ぴんころ地蔵』が在りますが、正式名称は『長寿地蔵尊』
『延命』と『長寿』 願う事は一緒かな。

車の方は隣接の『安中スマイルパーク』を利用できます。
新しい門と葺いたばかりの『銅屋根』にあまり期待していなかったのですが、『安中市指定重要文化財』と書かれているのが気になりました。
石段を上ると『御堂』が在ります。

靴を脱いで階段を上がると『賽銭口』 こういう『ユーモア』の在る人大好き。
狭い穴から入り込んだ猫が居たんでしょう。穴を少し狭くしました。
参拝後に御本尊拝見。

御本尊は『地蔵菩薩坐像』
座布団が『圧縮袋』に保管されていたり、ダンボール箱が積み上がっている処を見ると、常に人が出入りしているようでも無いみたい。

あらら。説明を読んでみると『御開帳は100年に一回』の『秘仏』ですと。
『100年に一回』と希少性が高いからさぞや『ご利益』あるかも。
でも『厨子』などに隠されている訳でも無く、『秘仏』は他に在るのか?

はい。読んで解りました。
『前立て地蔵』だったんですね。
『善光寺・御本尊』の『一光三尊阿弥陀如来立像』は『完全秘仏』(誰も見る事が出来ない)とされ、本物は善光寺『地下』に在る、池の上に渡された木枠の上の『御厨子』に鎮座しているとされています。
万が一『火災』になっても、池に差し渡された柱が焼け落ちる事で、『御厨子』は池の中に落ち、御本尊を火から護る造りになっているそうです。
『善光寺・御戒壇巡り』で触れる『鍵』は、この『池(水桝)』に通じる通路とされています。
『本堂』に鎮座しているのは『前立て』と呼ばれる謂わば『コピー』
誰でもいつでも拝むことが出来ます。
で『完全秘仏』は公開されることが在りませんので、代わりに『前立て・一光三尊阿弥陀如来立像』の中指と『回向柱』(本堂前、参道の中央に立てる御釈迦様の為の卒塔婆)を紐で繋いで、御本尊に触れた事に出来るのが『七年二一度』の『善光寺・御開帳』です。
参勤交代の大名も『下乗下馬』して参拝したそうです。
それにしても『日本三地蔵』が此の地に在ったとは知りませんでした。
で試しにググってみると………よう解らん?
いえ『信心』とは『信じる心』です。信じる者は救われる?