川久保・薬師堂

 

 『旧中山道・坂本宿』には『本陣跡』や『高札所跡』なども残されていますが、なんせ宿場町が細長い! 延々と直線が続きます。(バイクだからどうって事無いんですけど)

 

 宿場の東の端には『国道18号バイパス』と『国道18号・旧中山道』の分岐が在ります。

 

 『霧積川』やら『バイパストンネル』『立体交差』などが在り、わき見運転など絶対禁止の区間なのでいつもは素通りしていましたが、今回は旧道の分岐部分に何やら発見です。

 

 

 江戸時代に『五街道』が整備され、と同時に『関所』なんて厄介な物まで造られてしまいました。

 

 基本、通行手形の無い者(現在の住所不定や無職は貰えません)の通行を禁止し、特に『出女入り鉄砲』を規制する為の交通監視拠点です。昨日まで自由に通行できたのに関所が出来てからは許可・検閲なくして通行できない。不便だなぁ。

 

 考えようによっては『国』と『国』が接している『国境』は現在でも自由に往来できない。って事と一緒か。

 

 『ベルリンの壁』が崩壊して久しいですけど『38度線』もなくなれば良いのに。(北のアレが居る限り難しいか………)

 

 その『関所』を越え、坂の途中に見える『薬師堂』 どう見ても普通の家なんですけど?

 

 そしてこの坂には、一息入れる為の『心太茶屋』が在ったそうです。

 

 冷たい湧き水が今でも出ているかな。

 

 

 石段を上ると『御堂』になっていました。

 

 

 いや『薬師如来』様の前にテレビ迄置かれていて、何てアットホームなんでしょう。

 

 きれいに掃除されていますし、頻繁に人が集まってお茶でも飲んでる雰囲気です。

 

 湧き水を探して坂を登ると

 

 

 湧き水発見。コンクリートで固められているから近代に整備された?

 

 

 水………

 

 心太………

 

 今は見る影も無しです。