万葉超音波温泉

 

 初めてこの名前を聞いた時に『万葉集』と云う古い言葉と、『超音波』と云う化学がミスマッチしているようで 何? 何⁇ 

 

 興味は在ったのですが、何せ『戸倉上山田』には素敵な温泉が沢山在るんです。

 

 1泊数万円の高級旅館から、地元民の銭湯的役割の温泉施設まで実に様々。料金も十色。

 

 この『戸倉上山田温泉』 千曲川を挟んで東側が『戸倉温泉』 西側が『上山田温泉』として発展してきましたが、JR当時の駅は『戸倉駅』のみ。

 

 街が大きくなり、『橋』や『ロープウエイ』で二つが繋がったのだから、名前も『戸倉上山田温泉』にしますかねぇ。と誰かが云ったんでしょうね。

 

 ん? 『ロープウエイ』 

 

 昭和40年頃、『戸倉上山田温泉』は高度成長期の波に乗り、年間誘致客が100万人を超える一大歓楽街に発展しました。

 

 新婚旅行は勿論、大手企業はバスを何台も連ねての社員旅行にもてはやされました。

 

 『善光寺詣り』の『精進落とし』として『遊郭』などを備え、大人の歓楽街として発展

しましたが、女性子供向きで無かった為、行政・民間がタッグを組み街の浄化に取り組み、西の高台『城山』に『善光寺大本願別院』を誘致します。

 

 他にも動物園や遊園地などを山頂に造り『一大アミューズメントパーク』の体を成していました。

 

 しかし当時の『非力なバス』では『城山』に登る事は出来ず、麓からロープウエイで登山しました。今でもその鉄塔が山頂に残されています。

 

 『城山』への県道は『勾配率18%』、この数値の標識は滅多に見ませんけど調べて驚いた。

 

 日本にはその倍以上の勾配を持つ『勾配率38%』が存在するんですネ。(興味ある方日本一勾配のキツイ坂で検索どうぞ) 坂道発進できるの?

 

 いや~話逸れまくり。戻しましょうね。

 

 

 昭和レトロな温泉の入り口。 何処が『超音波』だろ?

 

 『超音波』から連想するのは『怪獣ゴジラ』と戦った『ギャオス』が口から出す『破壊音波』 

 

 人間が『ワイングラス』に向かって寄声を発すると、ある固有周波数が共鳴した時にのみ、ガラス程度なら壊すことが出来る。ってTVとかで観た事無いですか?

 

 それが『耳に聞こえる周波数』ならば『音』として聞こえるから『音波』 人間が音として認識できない周波数だと『超音波』 まさか『破壊音波』が発生しているとか………

 

 因みに。若い時には『蚊』のプ~~ンという羽音が聞こえましたけど、気が付いたら聞えなくなっています。此れが老化だろうなぁ。

 

 

 流石に浴室内にカメラ持ち込み禁止ですので、写真は入り口から許可を受けたロビー迄です。

 

 此の『万葉超音波温泉』は『戸倉上山田七福神外湯めぐり』のひとつに数えられていて美肌の湯に因み『弁天の湯』と称されています。

 

 『超音波』の正体は『バブル・バス』 浴槽の中にボコボコ泡が発生しています。

 

 この『泡』が壊れる時、超音波が発生するそうです。(ホントかな)

 

 

 実は『ブランシュ高山スキー場』に展示され、休憩所として利用されていた『国鉄中央本線』時代の『クハ115系車両』が、『万葉の湯超音波温泉』に移設されたと聞いてやってきたのですが、公開前でシートや足場に覆わていました。残念だけど早すぎた。

 

 ※ク=運転台付き車両 ハ=普通客車(旧等級のイロハから) モ=動力モーター付き車両

 

 話が逸れますけど

 

 『長野県・松本』と『新潟県・糸魚川』を結ぶ『大糸線』は大変面白い鉄道路線で、『松本』~『南小谷』間は電化(モーター駆動)ですが、『南小谷』~『糸魚川』はディーゼル機関車がけん引します。しかも『南小谷駅』から南側が『JR東日本管轄』北側が『JR西日本管轄』です。

 

 だから『JR東日本・大人の休日クラブ』では『南小谷』から先は別料金が発生します。

 

 俗に云う『大糸線の南北格差』です。存続の危機だから仲よくすれば良いのに………

 

 

 売店はこんな感じ『アヒル』買って帰ろうかな。

 

 露天風呂が気持ちよくて。大人¥400は絶対安い。