このお寺も『院』としており『寺』は記されません。
何でだろう?と調べて(ググるだけ)みますと………
院は僧侶の居住するところ、寺は仏教寺院を指す言葉です。
院は垣をめぐらした建物の意で、回廊や垣根で囲まれた園という意味もあります。
院号は上皇の称号、天皇の追号、女院の称号としても使われており、寺院につける名前でもあります。
寺には山号、院号、寺号があり、その3つを合わせたものが正式名称となりますが、決まりはないため昔ながらの呼び名が現在も使われています。
寺と院でどちらの格が上というわけでもなければ、中身が違うというわけでもありません。
天皇家・摂関家と関係が深い寺院に院号で呼ぶ場合が多いと言われています。
戒名に用いられる院居士・院大姉・院信士・院信女は、戒名のなかでも高貴とされる院号です。
早い話、昔から呼ばれた名前で、どっちでも構わないみたい。
『曹洞宗・金峰山・信永院』
『信永・のぶなが』は人の名前で『甲斐・武田信玄』の弟『信繁』氏の三男に生まれ、望月城城主の養子だった兄『信頼・のぶより』氏が若くして亡くなった為、望月氏の姫と結婚し望月を家督相続する。
ナントこの時『信永』14歳(しかも数え年)。その後『長篠の戦』で戦死するが享年24歳。
この『信永』を弔う菩提寺として建立されたのが『信永院』です。
『信永』が開基? 齢24歳で寺のスポンサーですか。まぁ『殿様』ですから。
参拝と思ったのですが施錠されており本堂前で合掌。
御本尊は拝観出来ませんでした。
樹齢500年の『榧の木』です。
こんな形の木、初めて見た。