野辺山に在る『宇宙観測用パラボラアンテナ郡』は有名ですが、佐久市にも『パラボラアンテナ』が在ります。それも二つ。
一つは日本一の直系を誇る『JAXA宇宙空間観測所』の64mパラボラアンテナ。
『小惑星イトカワ』に着陸し、微粒子を採取して地球に帰還した『ハヤブサ』をテーマに実話をもとに製作されたドキュメンタリー映画『ハヤブサ』 帰還途中で太陽電池パネルの向きがズレてしまい、バッテリー切れで交信不能になってしまいますが、僅かな電波を此の『64mパラボラアンテナ』が受信し、姿勢制御に成功。無事帰還させた影の立役者です。映画の中で「臼田どうぞ~」と呼ばれている場所が『JAXA宇宙空間観測所』
敷地内には受付が在り、訪問記念のステッカーを貰えます。
アンテナ内部に入る事は出来ませんが『資料館』が在り、興味在る人には面白い場所です。
そしてもう一つが『JAXA美笹深宇宙探査用地上局』 佐久から大河原峠へ向かう途中、山の中に突如姿を現します。
此方の直径は54m。敷地内は立ち入り禁止ですが、大河原峠から見下ろす事が出来ます。
『大河原峠駐車場』から『トキンの岩』寄りに少し行った処がお勧め。
秋の紅葉シーズンに是非どうぞ。
此処の敷地内に新しく出来たのが
『再生可能エネルギー発電』の『微風発電装地』です。
日本各地に『大型風力発電装置』は見られますが、その巨大さ故に設置・維持に莫大なお金が掛かりますし、メンテナンスも結構大変だとか。そして強風時の『騒音・振動対策』が難しく、台風直撃時などプロペラ回転数は制御されますが、揺れを見ると恐怖を感じてしまいます。(事実モーター部分から発火事故発生)
以前も『微風発電装置』は在りました。円筒状縦長の回転翼が廻るタイプ。
此の『三つの小型ファン』は初めて見ます。
風向きに併せて全体が向きを変えるのでしょう。
『電気』の性質として疎かに出来ないのが『送電線ロス』
送電線の中を電子が流れる時に生じる抵抗で、送電距離が長ければ長い程ロス率は高くなります。つまり『電気需要』の場所と『発電所』がちかければ近い程ベター。
『日原電』の皆さん。住まいの隣に『原発』造ってみては如何?
『太陽光発電』だけでは夜間・曇り時に心もとない方。『微風発電』一家に一台どうですか?