車山神社

 

 『山』には必ず名前が付けられています。(国立公園だろうと、個人所有だろうと)

 

 『日本一高い山=富士山』『日本一低い山=弁天山(徳島市)』とかね。

 

 『車山』にも由来が在って『車山』の南裾に広がる別荘地の在る一帯を『くるま』と呼んでいた事に由来するそうです。『車山』の他にも『車沢川』という川が流れています。

 

 そんな『車山』 有名なのは『車山山頂』の『気象観測レーダー』です。

 

 黒くて四角い建物の上に、球体のレーダードームが特徴的です。

 

 

 『富士山頂観測所』の閉鎖に伴い、車山山頂で『気象観測』の為のドップラーレーダーが稼働しています。その観測範囲は最大半径300kmと云われています。

 

 『長野地方観測所』の発表している『雨雲予想図』(Yahoo!!やウェザーニューズの雨雲レーダー予想図)は、この『車山観測所』が発表しています。

 

 それにしても人、多すぎない? 実はこの日年に一度の『観測所公開日』で、私もこの『内部公開』を見たいが為に、『車山』に登った一人ですけど。

 

 私が山頂に到着し貰った『整理権』にはNo29と書かれていました。

 

 一番目指して歩いて登ったのに……どうやら並んだ人が多かったのか、前倒しでリフトが稼働したみたい。

 

 『内部公開』まで時間が在ったので『車山神社』に参拝します。

 

 

 鳥居を潜ると正面に『八ヶ岳』そして『富士山』を拝みます。

 

 この鳥居を潜る『御来光』の写真を何時か撮りたいと思ってんですけど、この『車山神社』では『天空の歳旦祭』が行われます。

 

 『神官さん』『巫女さん』らが『御来光』に併せて『神事』を執り行います。

 

 『祝詞』や『雪中禊』(水の代わりに雪で禊をする)などを行い『世界平和・五穀豊穣』などを願う行事です。

 

 『元旦』のみ『スキーリフト』が早朝営業をしてくれますので山頂まで登るのは楽なんですが寒そう(氷点下20度なんてザラ)、防寒対策絶対です。

 

 しかも『売店』とか『トイレ』も無い!

 

 『巫女さん』なんか冷えたらどうすんだろと思っちゃいますけど、『リフト山頂駅』の脇には『緊急避難所』が在り、元旦と2日のみ『御札領布所』が開設されます。

 

 トイレも緊急時には『リフト山頂駅』の従業員用トイレを貸して貰えるとか。

 

 

 神社は小さな『石の祠』ですが、四方に『御柱』が建っています。

 

 七年に一度、建て替える際に麓から『御柱』を引っ張り上げる『山曳き』をするそうです。冬じゃ無くても大変。

 

 

 此れで冬期、雪に覆われたら『祠周囲』を雪の中から掘り出して神事が行われるそうです。祭事の人は大変だぁ~。(詳しくは『YouTube=車山歳旦祭』で検索どうぞ)

 

 『初日の出』を『車山』でと思うんですけど、毎年暮れの『賃餅』でヘトヘトのヨレヨレに疲れ切ってますので、元旦早々酒飲んで寝正月が常です。

 

 来年は頑張ってみっかねぇ。(来年の話をすると鬼が笑うそうです)