正確には『戌立石器時代住居跡』と云うそうです。
『石器時代』とは、人間の進化の過程で『道具』を使うようになり、尚且つ『家族』の概念を持つようになった今から3万年前の時代です。
その後『農耕技術』を習得し、土器を造って煮炊きする生活を板南無時代が『縄文時代』です。

人が生活する上で『絶対不可欠』なのが『水』です。
安全な飲み水がすぐ手に入る事。おそらく『大石沢川』がその役目を果たしていたのでしょう。
駐車場にバイクを停めると、『雉』が慌てて掛け去って行きました。
食料も豊富だった?

『石器時代』と謳っていながら住居は『縄文時代』って何のこっちゃ。
まぁそれだけ住みやすい環境だったのでしょう。
付近には他にも『伊勢の宮遺跡』や『寺ノ裏遺跡』が発掘されています。
広い範囲にわたって幾つもの集落が形成されている模様です。
諍いが多ければ近隣に住まない筈。互いに仲良く暮らしていたのでしょう。
『ロシア』の大馬鹿者も少しは見習って欲しいもんです。

『竪穴式住居』と呼ばれますが、何処が『竪穴』だろう。
入り口は狭いですが中はかなり広く、身長178㎝の私が楽に立てます。

建物の中は自由に見学できるようになっています。
内部一面に石が敷き詰められ、中央に『竈』が設えて在ります。
でも石器時代(よしんば縄文時代)にこんなにも平らな石が在ったのだろうか?
『佐久穂町』からは『鉄平石』と呼ばれる『帯状節理岩』が採取されますが、浅間山麓では聞かないなぁ。
つい最近イベントが在ったらしく、写真などの展示が行われていました。
興味無い人にはどうでもいい場所かも知れませんけど私ゃ大好き。

カメラを構えていると、繁みの中から『狐』が駆けだしました。
確かに『食料』も豊富そうだ。