『松代』と『千曲市』の間ながら、山に囲まれた閉塞的(失礼)な扇状地に『あんずの里』が在ります。
『更埴・森の杏』と云えば信州を代表する果物のブランド品。
尤も現在は『千曲市』に併合されて『千曲市・森』ですけど。
実は『戸倉キティパーク』の『大天狗』から『宮坂峠』を越えて『森』に入れるんですが、狭い道路のクネクネ道。まっバイクはそれが楽しいんですけどね。
『森』を訪れたのは4月初頭。まだ新学期が始まる前とあって、家族連れが一挙に押しかけていました。(私もその一人だから文句言えません)

集落内至る所に人。人。人。(私もその一人)
他人の行けないような処に入り込んでいくのがオフロードバイクの機動力、案内図を観て此処なら。って云う『お寺』発見。行ってみようかな………と。

このお寺『大光寺』さん。
あんず畑(果樹園)の中の山道を1km程登り詰めた場所に在ります。
道路は完全舗装されていますが、雪が積もったら大変だ。郵便屋さん・新聞配達さん。ご苦労様です。
先ずは本堂にて参拝。扉は施錠されており、戸口にお賽銭置いて合掌。ハイ終了。
駐車場には車が停まっていますから『庫裏』には人が居るのでしょうけど、只の興味本位だけで人の手を煩わせるのも何だかなぁ。
正式名称『臨済宗・龍厳山・大光寺』 眺めの良い霊園を備えています。

臨済宗、そっけない程の素朴さが好き。
漆喰の壁に龍だけってのも素敵です。

森の街並みを遥か眼下にこの景色。
『杏の花』は『桜』と違って上向きにも、下向きにも花を咲かせます。
細い枝は無く、ガクがしっかりしているからかな?
岩に腰かけ、おにぎりを食べていたら人の話し声が近づいて来ました。
こんな山の中(失礼)、物好きじゃ無きゃ来ないだろうと思っていましたからビックリ。
私が「こんにちは」と声を掛けると『中国語』で返事が返ってきました。
やっぱりどこの国にも物好きはいるもんだ。