小諸・駅そば

 

 中学校で『柔道部』に入部(させられ)、その後『地区大会』や『東信大会』などで『小諸駅』を利用するたびに『4番線ホーム』の『立ち食い蕎麦』を食べるのが楽しみでした。

 

 帰りの『小海線』に乗る為、『小諸駅』(小海線登り=中込・小海・小淵沢方面)で待ち時間が在るのですが、当時、始発駅にあたる『小諸駅』には『生そば』と書かれた立ち食い蕎麦がホームで営業していました。

 

 当時でも『小諸駅』『軽井沢駅』『上田駅』などの『信越本線主要駅』の他『中央本線・小淵沢駅』まで行かないと『立ち食い蕎麦』は無く、中々食べる機会が在りませんでした。

 

 暗黙の了解が在り、柔道の試合に勝ったら『かけそば大盛+かき揚げ天ぷら+生卵』¥400の大盤振る舞い。負けたら『かけそば』のみと決めていました。(どちらも支払いは自腹ですけど) 団体戦勝利にかなり貢献したら場合のみ先輩がアイスクリーム奢ってくれました。(¥20のホームランバー一本)

 

 地元に『蕎麦屋』や『ラーメン屋』が無いわけじゃなかったのですが、小遣いの少ない事や、校則の『買い食い禁止令』などが在り滅多に食べられなかったなぁ。

 

 小諸をバイクで走っていて空腹を感じ、そう云えば小諸駅の待合室に『立ち食い蕎麦』が再開されたことを思い出し、一路小諸駅へ。

 

 『小諸城』で『桜祭り』が行われる時期だった為か、小諸駅周辺は平日午後一だと云うのに結構人の気配が在りました。

 

 

 あちゃ~。よりによっての『臨時休業』 まあ『玉屋商店』も予告なく『臨時休業』しますので文句は言えません。

 

 此処の大将。実は『しなの鉄道』の『駅長』だった人で、気さくな人柄にファンも多いみたいです。

 

 わざわざ『張り紙』を出すあたり、その人柄が伝わってきますね。

 

 

 待合室には当時の『ディーゼル車両』で使われていたシートが再現されていました。(但し此処でそばを食べないで下さいと注意書き在り) 昔は禁煙では無く『灰皿』と『栓抜き』が窓枠の下に設置されていました。

 

 高校の部室には、その『灰皿』と『栓抜き』が置いて在りましたけど何故だろう?

 

 

 待合室には他にも『しなの鉄道関係の部品販売所』が在りました。

 

 『北陸(信越)新幹線』開通と共に信越線在来線の『軽井沢』~『横川』間が分断され(そうしないと新幹線利用者が減るから) JRに見捨てられた(?)『篠ノ井駅』~『軽井沢駅』間を民間企業の『しなの鉄道』が引き継ぐようになりました。

 

 『横川駅』~『軽井沢駅』間を『JRバス』が接続運行しているのとはエライ違い

です。

 

 その為『小諸駅』は『JR小海線』と『私鉄しなの鉄道』が併設する駅となります。

 

 経営会社が違うから当然駅長は二人。(内部事情は解りませんがJRの方が幅を効かせていたりするのかな) 都会では『JR路線』と『私鉄路線』が併設去れている『駅』は珍しくありません。 更に云うなら『私鉄・しなの鉄道』と『私鉄・上田電鉄』が併設されている『上田駅』の方が珍しいかも。

 

 

 『枕木』に『レール』を固定する『犬釘』が一本¥300で売られていたり(現在はコンクリートの枕木?にボルト留めが主流です)

 

 

 中古の『吊革』(プラスチックなのに)が¥1000で売られています。

 

 昭和63年の製造票は¥39000! チョット手が出ない………

 

 

 その他、『しなの鉄道』で使われていた物が展示されていました。(非売品)

 

 国鉄時代の『小海線・中込駅』で使用されていた物は『旧中込小学校』隣接の資料館にも展示されていますし、『JR中込駅』でも放出品即売会が近々開かれるとか。

 

 興味ある方調べてみます?