佐久市・野沢地区の西の端『大沢~前山~小宮山』には名刹が多いのですが『倉澤のお薬師さん』も素晴らしいです。
『御堂』其の物も高名な宮大工『小泉吉右衛門』の集大成だそうです。
現在は赤い『トタン葺き』の屋根ですが、屋根の厚さから当時は『萱葺き(こけら葺き?)』だったでしょうか。(瓦葺きなら瓦を交換する筈です)

祀られている『十二神将』の、色鮮やかな頃撮られた写真が飾られています。
更に欄間という欄間、全てに緻密な『透かし彫り』や『彩色』が施され、建立者の権力と財力(年貢だったりして)が伺えます。


佐久市教育委員会、この建物を重要景観建築物に指定しなくていいんですか?

『唐破風』の内側の垂木の曲線。美ですねぇ。
そして彫刻の数々。
佐久教育委員会さん。重要景観建築物第二号候補に推薦します。

『石造り薬師如来立像』は秘仏で公開されていません。代わりに境内には

座像は足を『輪納座』に組んでいますから『如意輪観音?』
子供が縋りついている立像は『水子観音』
やっぱり秘仏のレプリカは難しいですかねぇ。そうなると余計に見てみたくなるから不思議。
もう一度念を押して。佐久教育委員会さん。保護保存お願いします。