『おうばくしゅう・しょうりんざん・だるまでら』と読みます。
『黄檗宗』は中国を起源とする宗派で、『石の上にも三年』の『達磨上人』で有名です。
毎年新春。商売繁盛を祈願しまして、『高崎』まで達磨を求めに行きます。
以前、正月の『達磨寺』周辺は車が大渋滞して、駐車場に入るまで大変時間が掛かりましたが、数年前に『露天商』とのイザコザが勃発し、高崎駅前に場を移した『露天商』のイベント『高崎だるま祭』が大々的に開催される様になりました。お陰で純粋に『達磨寺』参拝を希望する者にとっては渋滞が解消し随分と楽になりました。只し、露天商はほぼ出店していません。
この日も河川敷駐車場に停める事無く『達磨寺・境内』裏の駐車場まで誘導されました。

『達磨・御焚き上げ供養』が片隅で行われていましたがその数の多い事!
1/15日(昨今は第二日曜日とかで風情が無くなりました)、正月行事『どんど焼き』(地域によっては『さんくろう』や『左義長』)が各地で行われます。
佐久でも『岩村田・鼻顔稲荷(はなづらいなり)でも『縁起物』や『ダルマ』の御焚き上げをしますが此処まで規模は大きくありません。
私が消防団在籍時代、地区の『どんど焼き』に火の始末係として駆り出された事が在ります。
『ダルマ』は底の部分に『粘土の土台』が付いていますが、此れを最後に片付けるのが大変。今では『カッター』等で粘土部分を取り除いてから積み上げるようです。

『本堂』脇に在る『納め所』に『達磨』を納めまして、先ずは『香炉』に『線香』を焚きます。
カラフルな紙に包まれた線香が一束¥100でセルフ販売されています。
昨今『セルフ販売』を良い事に『餃子』や『肉』まで窃盗する人が居ますけど、『神仏』はお見通しですから。バチが当たりますよ。
私の車の中には『参拝セット』が常備してありますので『お線香』も自前です。
奮発してお高めの『お線香』ですので良い香りがします。
他には『賽銭用』に『五円玉』が沢山入った小銭入れ。『線香用風防付きターボライター』が入っています。
『高崎』まで『達磨』を求めに行く理由は『開眼(かいげん)』に在ります。
『達磨』なら何処ででも手に入れる事は出来ますが、『達磨開眼』は『少林山・達磨寺』ならでは。境内で達磨を買うと『開運達磨大師』のお札を背中に貼って頂けます。
更には顔の両側に書き入れる文字『商売繁盛』『家内安全』『良縁祈願』『満願成就』などや『達磨の色』なども選べます。
それを『開眼堂』へ持参すると、ご住職が経文を唱えながら『開眼』してくれます。
『開眼』とはご住職が左目中央に墨で点を着けて開眼する事。その後自宅にて自分で目を墨書きします。間違っても『マ〇ックペン』じゃご利益出ませんから。
一応は『寸志奉納』となっていますけど『大人の額』を納めましょう。
で此の辺からカメラのバッテリー切れで写真が一切ありません。
トホホ。