大谷資料館

 

 ♬ 風の中の昴~ 砂の中の銀河~

 

 と『中島みゆきさん』が年末の紅白歌合戦で歌った事で有名になりました。

 

 『大谷石』と云われてもピンときませんが、住宅の周囲を取り囲む石垣などに使われるざらざらした感じの石。

 

 以前は平べったいブロック状に切り出した『大谷石』を積み重ね、セメントで接着しただけですが、東北大地震の際に倒れ、道路を塞いでしまう案件が多発してしまいました。

 

 現在は倒壊防止の工夫がされているのだと思いますが。

 

 

 カーナビに従い駐車場に車を滑り込ませると、夕暮れ間近だと云うのに結構車が停まっていました。

 

 

 受付までの通路沿いに大きな『大谷石』が聳えています。

 

 地上でこの高さ。さらに地下にはどれ位埋蔵している事やら。

 

 

 料金大人¥800を払い中に入ると展示室になっています。 

 

 この一見つまらないような空間って、実は計算されて造られているんだそうです。

 

 時間が無い人はパッと見てサッサと素通り。余裕と興味のある人はじっくり見学できるようになっていて、混雑の緩和や団体さんをばらけさせるのに有効だとか。

 

 落語の寄席では、トリを務めるのは実力のある真打。夕方から始まる夜の部で、たっぷり落語を堪能しているといつの間にか終電間近かなんて事もあります。

 

 寄席では普通下足係がいます。靴を脱いで下足札を貰い、帰る時に札と交換に自分の靴を出して貰います。

 

 観客が一斉に『オチ』を聞いて立ち上がると下足係がてんてこ舞い。そこで大看板を務める落語家さんは『オチ』の後もダラダラとつまらない話を続けるそうです。

 

 『オチ』を聞いて時間の無い人はもう充分と席を立ちます。まだ話を聞きたい人は師匠のつまらない世間話などに付き合うそうです。

 

 更には「私、最近都都逸を覚えまして………」なんてワザと下手な都都逸などを披露するそうで、下手くそな都都逸に呆れて帰る人も居れば最後まで付き合う人も居るとか。

 

 これ、落語家さんが下足番が困らない様にお客さんを帰す為の技で『三段帰し』と云うそうです。

 

 『大谷資料館』は通路が狭く人一人がやっと通れる様な所も在ります。一遍に大勢が入れないように展示場が良いされていて、この場合『三段入場?』とでも云うんでしょうか。

 

 

 薄明りに中を地下に向かって階段を降りて行きます。

 

 う~ん『ピラミッド』みたい。(行った事無いけど)

 

 

 こうやって掘っていました。の人形が在りました。

 

 最近の人形は妙にリアルで、まさか夜中に動き回ったりして無いよネ。

 

 以前、某テーマパークの『ホーンテッド〇ンション』のアトラクションに入った時、大広間のエレベーターが音もなく降下していくと、開いた扉の先、薄暗いトンネルの中にメイド姿の女性が立っていました。てっきり人形かと思い「良くできてるなぁ」と思わず声に出したら「いってらっしゃいませ」とお辞儀されてしまいました。

 

 人間! だって暗闇の中です。

 

 考えてみたら『お化け屋敷』のお化け役の人も暗い中で待ち構えているんです。

 

 慣れなきゃ怖いだろうな。

 

 

 一応写真です。ベタ塗りじゃ無いです。

 

 内部は広すぎちゃって。フラッシュなしだとこんな感じに光が吸収されちゃいます。

 

 さらに進むと  次回です。