日光・東照宮part7

 

 『日光東照宮』の『霊廟』です。

 

 『お墓』と云わないのは『仏教様式』では無く、『神道』の先祖の霊を敬う場所=『御霊屋』(建築物の扱い)だからです。

 

 

 上の写真は『久能山・東照宮』の霊廟です。

 

 よくよく比べてみると細部が違いますがほぼ同じ形。

 

 この中に『家康公の遺骨』が納められています。

 

 火葬の歴史は古く、仏教の伝来した7世紀頃には高貴な人は火葬されたそうです。

 

 江戸時代になると、庶民は『土葬』、皇族など特権階級は『火葬』が主流となって行きます。墓地に埋められた遺体から『リン』が発生し、酸素に触れて発火、青白い『人魂』が見られたそうです。

 

 現在の日本では、法律で『火葬』しなければなりません。

 

 病院以外で亡くなると、警察の調査。医師による死亡診断。行政に死亡届提出。行政に火葬許可証発行請求。火葬場で火葬。と許可証やらの手続きが結構大変です。

 

 頼みもしないのに『葬儀社』が通夜前に来るのは何故?どこから情報が………

 

 

 ふと傍らを見ると行列が。『叶杉』ですと。

 

 何でも東照宮建設当初には『叶杉』が在ったとか。だとすれば樹齢400年以上。

 

 

 洞に願うと叶うから『叶杉』 家康公の霊廟の脇なのに自分の願いを込めるのね。

 

 私も並びました。

 

 『すぐさまロシアのウクライナ侵攻が終結し、〇ーチンがこの世からいなくなります様に』

 

 この際『商売繁盛の願掛け』は止めときましょ。

 

 

 『久能山東照宮』で聞いてみた事が在ります。

 

 「家康公の遺骨はどちらの霊廟に在るの?」

 

 答えは「久能山に在るのか日光に在るのか。又は分骨されているのか400年間、一度も開けられていませんので誰も知りません。」

 

 と云う事にしときますか。