『虚空蔵山』の麓をバイクでトコトコ走っていると『鳥居』を見つけました。
何となく 想像しません?
♬ 村の鎮守の神様の 今日はめでたいお祭り日 ドンドンヒャララ ドンヒャララ

脇の道を登っちゃえば拝殿迄行けそうですけど、余程の事が無ければ『鳥居』が在れば『一の鳥居』から参拝します。
『寺院』では、石柱が立っていれば『石柱』から参拝するのを心掛けていますので、この石段から登り始めます。
余程 ①九州宗像神社の一の鳥居は遥か離れた島
②安芸の宮島 厳島神社一の鳥居も海の中
③山岳信仰の御神体が山体山頂の場合、ほとんどの一の鳥居は遥か離れた麓
それでも登りましたよ
①久能山東照宮 海岸端の鳥居から1159段と云われている石段
②日蓮宗久遠寺 参道の急かつ歩幅の広い石段
足腰丈夫な内にと思ってね。

訪れたのは初秋。常夜灯に貼られた和紙が破れていましたので、収穫祭の前でしょう。
いや現在『村祭り』自体行われているかは疑問ですけど。

本殿手前の通常『拝殿』と呼ばれる部分に掛かっていた『扁額』には『祝詞殿』と書かれています。
神官さんが『祝詞』を上げる場所という意味でしょうか。
参拝を済ませ裏手に廻って本殿を拝見。
この時気を付けなきゃいけないのが『スズメバチ』
幸い今回はいませんでした。


誰の作か解りませんが好きだなぁ力強い彫刻。
『嘴』折れちゃったけど補修しとこうな。みたいなアラは探さないでね。
かなり昔、迷いこんだ山奥の集落では、神社で『村祭り』が行われていました。
大きな幟が立ち、境内に続く参道には出店が数件並んでいます。大人も子供も見る人会う人みな良い笑顔です。人出の多さからも村の一大イベントを感じました。
完全に『よそ者』の私がヘルメットをぶら下げて歩いていると、「何処から来たの?休んで行って」とお茶やお菓子どころか『稲荷ずし』やら『煮込みうどん』の食事まで接待されてしまいました。
今では予算や人手の関係で難しいのかもしれません。古き良き時代だったのかな。