googlemapで見てください。高速道路と新幹線に挟まれた山間の地に、これでもか!って位に『ゴルフ場』や『別荘地』が並んでいます。
その一角に昔からの集落『茂沢地区』が在ります。
以前はバス路線が在ったと思ったんですけど?
♬ 知らない街を 歩いてみたい 何処か 遠くへ 行きたい。
そんなに遠くへ出かけなくても、知らない場所を歩くのは色々な発見があって面白い物です。
で集落の外れで見つけたのが

『茂沢五輪塔』 軽井沢町の文化財指定です。
『五輪』と云えばピンとくるのが『オリンピック』と『宮本武蔵・五輪の書』
まぁ『五輪の書』は県の道を究め、兵法として書き記したものですが『五輪塔』は仏教に見られる『多宝塔』の一種で、『五段重ね』の石積みが特徴です。
上から順に『空輪(宝珠)・風輪(半月)・火輪(屋根型)・水輪(球)・地輪(方形)』を表し、概ねの形もきまっています。
更には『人間の五体』を表している説もあり『頭・腕・胴・足・心』を表してもいます。
仏教にみる『五輪塔』は『卒塔婆』の意味がありますので『お墓』に建てる事が多いです。
標識の脇の細い道を登り上げると(距離とか歩く時間とかが書かれてない不安)何の事は無い5分と掛からず到着。

『チェーン』が張られています。まぁチェーンが無くても、お墓ですから遠くから合掌するに留めます。
時と場合によっては『胸騒ぎ』する様な場所にも出くわしますけど、此方から騒がしくしなければ大丈夫みたい。(霊感とか強い方ではないですけど、今までに何度かは足を踏み入れる事をためらった場所も存在します)

お寺の墓地と云う訳では在りませんので、大っぴらにお墓を造れなかった人達が眠っているかもしれません。
だとしたら『平家の落人?』 『源平合戦』に敗れた『平家』は日本各地に逃げ延びました。こんな山の中にまで何故集落が在るの?なんて場合、もしかもしたら『落人の隠れ里』かも知れません。
此処から僅か200m位離れた場所には、現在別荘地が広がるんですけどね。