字面から想像するに『濯ぎ水=禊』でしょうか。
それとも辺り一面『薄』が生い茂っていたのかも。
『花札』では『八月=八』を表し、『禿山』描かれています。(+満月は二十札)
通称『坊主』と呼ばれ、禿山の事と勘違いしている人がおおいですけど、よく見ると『薄』が見えます。
火山噴火後の荒涼とした大地に、一番先に根付くのが『薄』だそうです。
そして『薄』が茂ると虫が集まり、更に小動物・鳥などが集まって生物体系が構築されていきます。
其処に『川』が流れ、人々の生活の場が出来、ゆとりが生まれると感謝する気持ち『信仰』が起きるのでしょう。

『屋代駅』の北に位置するこの辺りは『旧北国街道』が通っていたおかげで古くからの『神社仏閣』他、歴史的重要ポイントが沢山あります。
『国道18号線』から外れている為、知っている地元の人しか通らない道ですけど、それが昨今、カーナビの精度が上がって結構抜け道として走る県外ナンバーも見かけます。
交差点の赤信号で停まって、さて駐車場は?バイクはこんな時に大助かりです。
正解=時計回りに敷地の裏手に広場が在りました。

主神は『大国主命』 更には『豊玉姫命』などの『水・水路』などのを司る神。
神社の名前に『水』が付いている訳ですね。

参拝を済ませまして周囲を見回すと。本殿も割と新し目。
石灯篭の周囲の金網は事故防止でしょうか。元気良い子供ならよじ登ったりするからなぁ。

境内には他にも『摂社』として、『養蚕神社』も在りました。
扉の脇に彫られている人物は『中国仏教』を想像させます。

何やら曰くありげな石を発見しましたが、案内の文字が流れちゃっています。残念。

やはり『大火で焼失』ですか。
中央欄間って何処?

此方は屋根を支える柱に彫られた『金剛像』でしょうか?
鳥除けの金網が邪魔ですけど、此れも次世代に残す為です。我慢ガマン。