復活!糸魚川

 

 駅を出て、取り敢えず海岸まで歩いてみます。

 

 展望台に登って海岸を見ると、消火活動を阻む結果となってしまった『テトラポット』が並んでいます。その先に在る砂浜が『ヒスイ海岸』 ヒスイを拾える(かもの)海岸です。

 

 

 大火から6年。街並みは確実に復興しつつあります。

 

 残念ながら雪除けの『雁木』は『アーケード』に取って替わりはしましたが、商店が軒を連ね、生活の場が戻ってきました。

 

 平日の昼間、ふらふら歩いている人影は私くらいなものでしたが。

 

 

 本町通り商店街では、新たな観光目玉として『七福神』を設置。あちこち探しながら散策を楽しめます。

 

 

 『大黒様』は『社』と『?』の間に奉られています。

 

 

 大火の際に焼けてしまった『標柱』 『塩の道基点』と書かれています。

 

 焼けてしまった事は取り返せない事実ですが、教訓として後世に伝える為、保存されています。

 

 

 七福神に囲まれて真ん中に鎮座しているのが『奴奈川姫』大分ふくよかな感じですけど。

 

 『奴奈川姫』は富山~新潟に在った『高志の国』の姫君で、その美しさが全国津々浦々に知れ、出雲の国より『大国主命』が求婚に訪れます。

 

 二人は結ばれ『健御名方命・タケミナカタノミコト』が生まれます。

 

 『古事記』によりますと、『天照大神』の命を受け『健御雷命・タケミカズチノミコト』が『出雲の稲佐の浜』に現れ『大国主命』に『葦原の中つ国』を明け渡す様に迫ります。『大国主命』は息子の『健御名方命』に相談しますが『健御名方命』は力比べで解決しようとします。結果力比べに負けて『健御名方命』は諏訪の地に逃れます。『大国主命』は『出雲』を開け渡し、『天照大神の孫=邇邇芸命』が天より下り統治します。

此れがいわゆる『天孫降臨』です。一方『健御名方命』は『諏訪』の地で『八坂刀売命ヤサカトメノミコト』と結ばれ『諏訪様』と呼ばれ祀られます『諏訪大社の主神』です。

 

 

 『神話』に語り継がれた『糸魚川』です。

 

 必ずや繁栄を取り戻します。頑張れ~応援するからね。