日本各地に『名瀑』と呼ばれる美しい滝が在ります。
一本に落ちる姿が美しい滝。
幾重にも枝分かれして白糸の様に見える滝。
滝の裏側から流れ落ちる水を見る滝。
流れ落ちるのが温泉で滝つぼで入浴出来る滝。
風の強い冬、下に落ちないで宙に舞い霧散する滝。などなど。
道路沿いの車から見える滝も在れば、登山上級者しか拝めない滝も在ります。
日本各地で色々な滝を観てきましたが中でも『幻の滝』と云われる『ハンノキ滝』
この滝は雪解けの5月下旬~6月初頭位しか拝めません。
日本一の落差を誇りますが、落差がどれくらいあるか知っていますか?
因みにその隣には一年中流れ落ちている『称名滝』が在ります。
立山を発祥とする水は『称名川』を形成し、やがて落差350㍍の大瀑布『称名滝』となります。
その隣に雪解け時のみ現れるのが『ハンノキ滝』 一節では『涅槃(ねはん)の滝』が語源となったとも云われています。
よく見ると岩肌に水の流れた跡が見えますけどやっぱり流れ落ちる姿が観たいと6月上旬を狙って再訪しました。
駐車場から歩く事20数分。途中、トイレ・湧き水が在ります。
『サンダーバード』で買ったおにぎりと、汲んだ湧き水が今回のランチです。


遊歩道を歩いて行くと、峡谷の中を滝音が響いてきます。
最初に目に飛び込んでくるのが『ハンノキ滝』
水量はそれ程豊富で歯在りませんが確かに流れ落ちています。逢いたかったぜぃ。

そして『観瀑台」から見える二つの滝。
滝つぼまでは近づけませんが、ひょんぐった『称名滝』と『ハンノキ滝』が同じ滝つぼに落ちている様子です。
一年中霧が発生していますが、それでもこの分厚さで残雪が残っています。
ラムネ色の水の流れはさぞや冷たいのでしょう。触れないですけど。
左の『称名滝』が落差350㍍。『ハンノキ滝』は500㍍にもなります。
そしてこの光景がみられるのは、一年のうち雪解け水の多い一月ほどだそうです。
何時までも離れがたいけど帰らなきゃ。
今度は紅葉時期にでも行けると良いな。