総持寺 part5

 

 順路案内に従って反時計回りに回廊を進みます。

 

 

 巨大な『スパティラ』(しゃもじ)が壁に掛かっていました。

 

 さぞや大人数分の料理を『大鍋』で調理していたのかと思ったら

 

 『おのが身は 水をも 火をも 厭わずに 救い上ぐるぞ 御仏の慈悲』

 

 と書かれた張り紙が在りました。

 

 そうか、より沢山を掬い上げる為には 巨大じゃないと。

 

 

 法堂の御本尊に参拝していると、大勢の僧侶が広間に入って来ました。

 

 続いて礼服を着た方々。どうやら法要が執り行われるみたいです。

 

 お邪魔してはいけないからカメラは此処まで、読経が始まると移動しづらくなるので、合掌して後にします。(ゆっくり拝観したかったけど此ればかりは仕方ない)

 

 

 『醍醐天皇』と書かれた上に何やら跡が。『後醍醐天皇』と書いて在るのかな。

 

 光の反射でよく見えないです。

 

 

 丸窓が印象的な『放光堂』 中には沢山の位牌が納められていました。

 

 納骨堂ですので合掌。

 

 

 続いて『伝燈院』 開祖『螢山禅師』の霊廟です。

 

 不幸な大火を逃れた建物で、『横浜・鶴見』へ移築した後もこの地が本山で在り続ける理由が此処に在ります。

 

 門から先は進入禁止ですがその彫刻の見事な事。国宝級でもおかしくない!

 

 

 やはり『お寺』ですので、境内は静かに拝観しましょう。(神社もですけど)

 

 

 味噌を仕込むのも僧侶の修行でした。昔は『大豆味噌』を大まかに潰して仕込んだので、使う時は『あたりバチ』(すり鉢はマイナス言葉)で細かく擂り潰してからみそ汁などに使用しました。

 

『能登・輪島』のお寺に修行していた『小僧」さんが『長野・善光寺』を参拝。

 

 その留守の間、味噌を擦っていた………と云う事にしておきましょうね。

 

 またもや『パワー』ゲットだぜぃ。

 

 以上で『總持寺・祖院』を後にします。