参道を進み、朱塗りの太鼓橋を渡ると山門です。
『寺院』の多くは街道沿いに『この奥に〇〇寺がありますよ』の宗派・山号などの彫られた『石門』が在り、石畳などの参道が始まります。『石門』の代わりに『総門』が在る場合も在ります。総門は扉を閉める事が出来、拝観料徴収などの寺院に見られます。
此処から『お寺の境内ですよ』を意味する『山門』、左右に『仁王様』が睨みを利かせている場合は『仁王門』と呼びます。
参道脇には『六地蔵』が並んでいる場合が多く、この先は死後の世界でも在る事を意味します。生きている人間も普通に入れますけど神聖な場所です。人間以外が間違って迷い込まない様にお地蔵さまが導いています。

煌びやかな金の装飾は在りませんけど、荘厳な門です。
『門』の中央を横切る敷居が在りますが踏んではいけません。
跨げない場合は迂回しても良いそうですけど。たまに踏んで乗り越える方売ますけどやめましょうね。歴史ある『門』などは踏んだ部分がすり減っているのもたまにあります。
『畳の縁を踏むな』的な考え方でしょうか。

『香積堂』と在ります。総受付と札書きされていますので『寺務一般受付窓口』?
よく見るとお坊さんが此方を見ています。
拝観料を払う時に、撮影OKを確認していますので臆する事も無いのですが。
常識として修行の妨げになるような撮影はしませんけど。
『座禅』の申し込みとかは此方です。

矢印に従って回廊を進むと『木像増長天像』が在りました。
仏教では南方を守護する神様です。
中国では他に『四獣神』と云う考え方が在り、『朱雀』が南の守り神です。
じゃぁ東・北・西は………興味湧いてきたら調べてみてね。
麻雀やる人は席順を東・南・西・北と割り振りますが、実際の方位とは逆回りです。
何でだろ? 気が付かないで麻雀している人が、まぁナント多い事でしょう。