『曹洞宗』の修行は朝早く(5:00)からの拭き掃除に始まり、食事の時の食べる順番、読経、座禅。 一日中動きっぱなし(座禅は動いてないですけど)。
冬の厳寒期で在ろうと足袋・靴下の類を履く訳でなく、常に『裸足』です。
更には着ている物も薄手の法衣のみ。『ダウン』何ぞ以ての外! 最近は『ヒートテック』なんて下着が在るからまだ良くなったそうですが。

『経蔵』です。花窓が如何にも『山寺』って感じです。
『杮(こけら)葺き屋根』と漆喰の『白壁』が調和していて落ち着いた雰囲気。
『紅葉』したらさぞかし撮影ポイントになるんだろうなぁ。

内部の『八角経蔵』は『心棒』で支えられており、手で押すと簡単に廻ります。
一周する事で中に納められた『経典』を一回唱えたとされます。
此方は柵に囲まれていた為、触れる事は出来ません。(多分限定公開日とか在るのかな)
それにしてもこの木像は誰だろう?

建立当時、『浄土真宗』が盛んな北陸の地に『曹洞宗』を根付かせた。
説明を読んでみなければ分らない事って多いんですね。(だから急いでいる時は全部写真に撮って後で読み返します)

大きな『神社』には、必ず『太鼓橋』が在ります。
流れている水は『聖域』との境を表し、橋の中央は神様が通る所です。
人は『もっと端っこ歩きなさ~い。』
もっと厳しい戒律の処では、人が絶対に渡れない傾斜にしたり(須坂市・墨坂神社 芝宮)、『安芸の宮島』などの様に『神=天皇』以外は通行を禁止したりしています。(造るのは大工さんですけど)

上の写真は『須坂市・墨坂神社・柴宮』の太鼓橋です。お間違え無く。
『神仏習合』によりお互いの良い処を取り入れようとしました。
『神社の鳥居』が赤い(朱色)のも仏教の魔除けから来ているそうです。
尤も『木』の腐敗を防ぐ為に『硫化水銀』が使われていた為で、化学反応で赤黒くなったそうです。その後と量が開発されてからも『朱色』が多用されています。
神社によっては原木のままの『白木』を用いていたり(伊勢神宮)、白く塗られた鳥居(三峰神社)も存在します。
乱立する神社の為、『ピンク色』(群馬県某商業施設)や『緑色』、更には『包帯が巻かれた鳥居』なんてのも在りましたけど槍杉ちゃだめでしょ。
次回『山門』予定です。