田口小学校広河原分校跡地

 

 『長野県佐久市(旧臼田町)・広河原』は実に不思議な処です。

 

 まずもって長野県にも群馬県にも『南牧村』が存在します。

 

 読み方こそ『みなみまき・長野県』と『なんもく・群馬県』ですけど。

 

 偶に『宅配物』や『郵便物』の誤配が起きたそうです。

 

 特に期日指定や速達なら大変。片道1時間以上掛けて『田口峠』を越え配達したそうです。

 

 『田口峠』が通行止めになった時なんぞさらに大変。『内山峠』経由で片道2時間以上掛ったそうです。

 

 新聞配達の拠点は群馬県。読んでる新聞は『群馬県地方紙・上毛新聞』

 

 流れている川は『利根川』に流れ込み、選挙・公共手続きなどは全て峠超え。

 

 お店は一軒も無く週一で移動スーパーが通ったそうです。

 

 まぁかれこれ40年も前の話ですけど。現在は廃村となってしまいました。

 

 なんで詳しいか? 同級生がいたんですもん。

 

 山道をバイクで走っていて、小さな集落にお店なんかを見つけるとついつい立ち寄ってしまいます。だって大変な環境の中で商売を続けるのは大変なんですから。

 

 閉まったままの店先に、販売していない『タバコ自販機』や『ジュース販売機』だけが残されているのを見掛けると、切ない気持ちになるのは歳のせいかな。

 

 

 『妙義荒船佐久高原国定公園・狭岩峡』 流れる『馬坂川』の滝の近くにそれは在ります。

 

 

 堆積物で浅くなっちゃいましたけど、昔は泳げるくらい深かった?

 

 

 今は廃校後に碑が建っているだけです。

 

 

 校庭の奥に『滝』が在った分校なんてそうは無い。

 

 校庭も百メートル走が辛うじて出来る位。プールは無く滝で水浴びしたんでしょうね。

 

 

 一番高い位置にはおそらく教員用住宅が在ったのでしょう。

 

 炊事に使う沢の水がチョロチョロ流れ、風呂を沸かす為の『薪』の煙が漂ったりして。

 

 こんな処に育ったら純粋な子供でいられそう。

 

 大人になるにつれ、嫌な事も経験するんですけどね。

 

 何だか『北の国から』観たくなっちゃった。何処に仕舞ったかな『VHS』

 

 (家にはまだビデオデッキが在るんです!)