江戸時代に整備された『五街道』のひとつ『中仙道』の中でも最大の難所とされた『和田峠』 現在は駐車場から20分も歩くだけで到達出来ます。
国道142号線旧道と県道194号線・通称『ビーナスライン』の交差点にある『和田峠茶屋』の駐車場にバイクを停めます。
トイレなども利用できますけど、大人の見解として多少なりとも売り上げに協力しましょう。
何と云っても『キノコ汁』が絶対お勧め。
でも前回訪れた時は閉まっていた。
其処から『ビーナスライン』をニ度横断するんですけど、見通し悪い割にはバイクなんぞが高速でツッコんでくるから注意が必要です。

和田側は林の中の歩き易い道です。五月のこの日、何処からともなく『ウグイス』の鳴き声が聞こえてきます。


定期的に『中山道保存会』の方が山に入り、整備清掃をしています。
中仙道の旧峠を幾つか歩きましたが、一番整備されていて歩き易かったです。(※和田峠茶屋~旧和田峠までです。和田峠~諏訪側はかなり旧坂になり注意が必要です)

山頂は見通しの良い広場になっていて旅人は汗をぬぐいながら一休みしたのでしょう。
沢山の石が積まれた上には石仏が見守っています。お地蔵さまかな。
でも登ろうとすると石が崩れそう。君子危うきにで止めときます

此方は『御嶽信仰』の石碑です。
晴れていれば『御嶽山』が見えるのかな。
側面に『文永癸〇?』の文字が刻まれています。調べてみますと『文永』は西暦1264~1275年。鎌倉時代です! でも文永の『十干十二支』で『癸』は『酉』だけ?

ホント『中山道を守る会』の皆さんご苦労様です。
峠付近ではスマホの電波確認出来ました。

諏訪方面に下り始めると、急に道幅が細くなり、更に急坂の九十九折に下って行きます。登り返すのが大変そうだから次の曲がりで引き返そうっと。
故に『御岳山』観てません。健脚な方。ご自身でどうぞ。
峠付近にはトイレや水場が在りません。又、くれぐれもおにぎりやお菓子の包み紙等、風に飛ばされたり落としたりしない様に願います。

で帰り道。

ぬかるみに残された足跡は『鹿』or『猪』。どっちにせよ『熊』じゃ無くて良かった。
ある日 森の中 熊さんに出逢っちゃったら 最悪!(陽気な曲調が信じらんない)