旧国道で『岸野地区・相浜』から『下県』へ向かうと左手に大屋根が見えます。
正式名称『真言宗・大王山・寳藏寺』 空海を祖とする『真言密教』のお寺です。

田圃中の石畳。白い漆喰が引き立ちます。
石柱には大きく割れた跡。どんな経緯で割れて、どうやって直したのか気になります。

総門の先には『六地蔵』が並んでいます。
輪廻の際、道案内をしてくれるとされていて、この先は『来世』との境を意味します。
まぁ人間いつかは死ぬんだから、そん時は墓の下。
仮に『輪廻転生』したとして、何処の世界に生まれ変わるやら。
『六地蔵』から先には墓地が在り、亡くなった方が『この世』に迷い出ない様に見張っている番人と考える事も出来ます。

銘板が在りますが、何が何やら。六道それぞれの受け持ちが決まっています。
まぁ『六地蔵』に関してはgoogleに譲ります。

御本尊は『大日如来』? 何か脇に沢山控えていますけど………。
『曼荼羅』も掲げられています。
昔観た映画『空海』(北大路欣也さん主演)では、目をつぶって『曼荼羅』の上に葉の付いた小枝を落とします。この時守り本尊が決まるのですが、空海はニ度行ってニ度とも『大日如来』=『仏様』だった様な。

真言宗では『真言』を三回唱えます。
『大日如来』様を拝む時は「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」と三回唱えましょう。
きっと以前は表通りから参道が続いていたのでしょう。
静かな時間の流れる寺院です。