野辺山駅周辺から飯盛山方向にズラリと並んでいた幾つもの『宇宙観測用電波パラボラアンテナ』 現在その観測所はどうなっているのか定かではありません。
以前は年に一度、内部が公開され見学に行ったことが在ります。
でも『宇宙』からの微弱電波を観測しても素人には何が何だかの世界。
唯一覚えている事は、遠い処から発射される平行な光は『パラボラ面』に反射すると一点に収束する。『BSアンテナ』などを地面に上向きに置き、『スーパーボール等』を落とすと必ず『受信部』に当たるそうです。
で『佐久』と云えば『日本最大直径64㍍パラボラアンテナ』(臼田宇宙区間観測所)と『宇宙の最深部探査用直径54㍍パラボラアンテナ』(美笹新宇宙探査局)の二つが存在しています。
二つともかなり山の中に在り、自動販売機すら置かれていません。(観光地になったらそれはそれで観測に障害が出るかも)

対象物が無いので大きさが分かりづらいかも知れませんが、左前脚?の近くに在るドアが『人間+α』の大きさと計算すれば………大きいです。これがゆっくり方向と角度を変える様は感動です。(実際はゆっくり過ぎて気が付かないかも)

上の写真は2018/9の『美笹深宇宙観測用54㍍アンテナ』の建設途中の写真です。
山間部に突如『赤と白』に塗り分けられたクレーンがニョキニョキ。
何が出来るんだろう?と不思議に思っていました。

翌年完成したアンテナが此方。
まだアンテナだけで関連施設は建設途中ですけど。
所有者は『JAXA』 って事は遠隔操作で方向を変え、どっかにデータを送ってんのかな。
で駐車場付近で見かけた『ゆるぎ石」の案内に、林道をバイクで駆け下りました。
でも行けども行けども見当たらない。
『臼田宇宙区間観測64㍍アンテナ』へ続く舗装路まで出てしまいました。あれ?見落としたとばかりにUターン。来た道を駆け上がります。
駐車場まであとわずかの処に倒れた看板発見。なんだ駐車場から歩けるじゃん。

『ゆるぎ石』 押しても引いてもビクともしません。
日本各地で『微妙なバランス』を保ち、落ちそうで落ちない岩(高千穂)とか在りますけど、何時しか落ちる。何時しか揺らがなくなる。
『ゆるがない石』=ただの石じゃん。とか言いませんけど。