小串鉱山

 

 『毛無峠』でバイクを降り、関係者以外立ち入り禁止のチェーンから先は歩きです。

 

 ってあくまで登山道を歩く訳ですけど。

 

 グーグルアースで確認した時はチェーンに気づかず、てっきり林道を走れると思っていましたから、大きな誤算です。

 

 それでも無視してバイクで走った輩が多いらしく、グーグルマップ『小串鉱山』に揚げられた写真の中にはバイクが映っていたり、『轍』が確認できます。

 

 

 駐停車禁止の標識。実は写り込まない角度には車が沢山。

 

 中にはテーブル広げてまんま『キャンプ』です。

 

 で『遭難多発区域』って何?

 

 

 『高山村・七味温泉』~『毛無峠』~『小串鉱山』を繋ぐ登山道が在ります。

 

 (詳しくは『山レコ』なんぞのアプリを参照)

 

 この『関係者以外立ち入り禁止』って、物凄く便利な言葉だけど実はあやふや。

 

 当事者側にしてみればこれを書くだけで万が一の事件事故が在っても『責任逃れ』が出来るし、立ち入る側にしても『関係あるから立ち入るんです』って事に成る。

 

 結局は『お役所仕事』

 

 

 笹薮の中の登山道をひたすら歩く。

 

 時には『藪漕ぎ』が必要なほど笹が繁っている場所も在り、足元が見えないから危ないの何の。

 

 『ツーリング用ウエストバッグ』には、いつも『熊除け用』に『おもちゃの鉄砲』(火薬をバンと鳴らすヤツ)が入れてあるので、先ずは一発鳴らしてから。

 

 これ『百均』のオモチャコーナーで売ってます。

 

 

 強い風が吹き抜ける山道は、暑い日差しもなんのその。心地よく歩けます。

 

 空を流れる雲が早いの何の。

 

 

 藪の中に道が残されているって事は頻繁に人が歩いているって事です。

 

 でも歩いている人は他にはいなさそう。

 

 途中の見晴らしの良い場所に崩れた『祠』が在りました。

 

 此処まで一時間。

 

 失敗したのは『ペットボトルの麦茶』を一本しか持ってこなかった事。

 

 此処から更に下って『小串鉱山』に着いたとして、『水』の補給が出来なければ帰りの登りはかなり辛くなりそう。

 

 人が住んでいた場所には必ず『水』が在った筈ですけど、行政の手が入り、『ブルドーザー』で町ごと均してしまったそうです。水脈が在るかどうか?

 

 しばし考えた挙句今回は此処まで。

 

 

 『おにぎり×3』と『ペット麦茶』でお食事。

 

 この『小串鉱山』は最盛期、鉱山会社の社宅を始め、会社関係の『風呂』『医者』『売店』(小学校はさすがに分校?)など小さいながら『町』だったそうです。

 

 えっ。なんで知ってるかって?

 

 私の母が若い頃暮らしていたからです。

 

 戦争需要で『硫黄鉱山』の労働者を好待遇で募集していたそうです。

 

 『須坂駅』から『バス』『馬車!』と乗り継ぎ、暗くなった『毛無峠』から見下ろした『小串鉱山』には煌々と明かりが灯っていて、まるでおとぎの世界。

 

 町には活気が在り、『お店』は勿論『芝居小屋』や『飲み屋』なども在ったとか。

 

 以前、『グーグルマップorアース』で『小串鉱山』を見た時大変懐かしがり、連れていく事は出来ないなら写真だけでもと思ったのですが、余りの変貌にビックリ。

 

 かえって見せない方が良いのかな。

 

 唯一『鉱山』の換気口だけが残っていました。